2016年末に起きたシャペコエンセの墜落事故。元Jリーガーを含め71名が亡くなり、生存したのは6人だけだった。
そのうちのひとりであるDFアラン・ルシェウは10月に復帰後初の1部リーグでのゴールを記録。そのシーンがこちら。
見事なダイレクトシュートだ!
ただ、もうひとりの生存者であるDFのエーリオ・ネトは現役引退を決めたと『Globo』が伝えている。
34歳のネトは事故から2年経った今年3月に練習を再開。プレー復帰を目指していたが、医師とともに引退という決断を下した。
エーリオ・ネト
「終わらせる。
試合でさよならを言いたかったけれど、そうしないことを選んだ。
(ホーム最終戦の)CSA戦で最後の数分プレーするために招かれた。だが、自分はそうしないことを選んだ。
もちろん、ファンへの愛情はあるし、(出場していれば?)ファンに対するギフトになっただろう。
でも、この人生がギフトだ。
ピッチ上に1分でも10分でも立つという大きな目標があった。
自分の体はもはやそれができない。
喜びよりも痛みのほうが大きかった。ドクターと話したし、すぐにクラブから公式発表されるだろう。
日常生活では痛みがないように思えても、ハイレベルの練習では体が膝と背中の痛みに耐えられない。
それが私を最も悲しませたものであり、それによってピッチ上から去ることになった」
チームは今後もネトにクラブにいて欲しいと考えており、彼自身もシャペコに留まる考えだそう。