田中幸太朗&渡部豪太の兄弟対談!!仲良しすぎる柳葉家の裏話とは?「渡辺裕之さんが、撮影中にスタッフに内緒で…」

田中幸太朗&渡部豪太の兄弟対談!!仲良しすぎる柳葉家の裏話とは?「渡辺裕之さんが、撮影中にスタッフに内緒で…」

須賀健太さん演じるすし職人見習いの柳葉旬が、厳格な父・柳葉鱒之介(渡辺裕之)と共にさまざまなお客さんと向き合い成長していくさまを描くドラマ「江戸前の旬 season2」(BSテレ東)。毎回登場するおいしそうなすしも大きな見どころですが、無理難題を投げ掛けるお客さんや頭を抱えてしまうような状況に、旬がどう考えて応えていくのか目が離せません。さらに、season1で鱒之介や長男・鱚一郎(田中幸太朗)、長女・真子(佐藤玲)との家族の絆が強まりましたが、今作では、ついに渡部豪太さん演じる次男の鮭児が初登場! 果たして、柳葉家はどうなってしまうのでしょうか?

今回は、そんな柳葉家のしっかり者の長男・鱚一郎を演じる田中さんと、放浪癖があり11年ぶりに実家に帰ってきた次男・鮭児を演じる渡部さんの貴重な兄弟対談が実現! お互いの印象はもちろん、柳葉家の和気あいあいとしたエピソード、そしてこのドラマへの熱い思いを語っていただきました。

──今回共演されてみて、お互いの印象はいかがでしたか?

田中「僕、前に渡部さんにお会いしたことがあるんですよ。以前『旅するスペイン語』(NHK Eテレ)に出演させていただいていた時に、渡部さんは『テレビでフランス語』(NHK Eテレ)に出演されていて、その記者会見の時に一瞬だけお会いしたんです。その時の渡部さんは、とても二枚目な感じで『フランス中の女の子を口説く』と言っていたので、すごいなぁ~と思って。でも、今回はその印象とは全然違ってすごくおちゃらけているなと感じました(笑)。当時はその一瞬しか知らなかったから、もっとクールな感じなのかなと思っていたんですけど…本当はとても明るい人だなって」

渡部「田中さんは、クレジットカードのCMのイメージが強くて(笑)。すごくいい家庭の雰囲気がリンクしてますよね。あとは、ドラマの第1話(10月19日放送)を見て、兄ちゃん(鱚一郎)が柳葉家を支えているなと」

──こんなお兄ちゃんがいたらすごくいいですよね!

渡部「でも、実際に田中さんは長男でいらっしゃるんですけど、あまりしっかりされていないんですって(笑)」

田中「しっかりしていない側の長男なんです! 妹が一番しっかりしてる。だから、普段は弟妹を支えている感じではないですね」

──ドラマの鱚一郎は、レアな姿なんですね!

田中「そうですね! だって、season1ではキャラが全然違ったので」

渡部「すごい悩んでましたよね! 『キャラ変わりすぎなんだよな、俺』って(笑)」

田中「前作では渡辺裕之さん演じる親父(鱒之介)とすごくわだかまりがあったんですけど、最後に仲直りができたんですよね。今作では、鱚一郎に子どもも生まれたので。そのシーンでは『本当にキャラが変わったんじゃないか!?』とすごく言われました。『鱚一郎、デレデレしすぎじゃない!?』って。でも、子どもが生まれたら、デレデレするかなぁと思いまして(笑)」

──逆に、田中さんから見て鮭児のような弟はいかがですか?

田中「大変そうですね! じゃじゃ馬ですから(笑)」

渡部「ずっといなかったもんなぁ…。11年間帰ってきていないから」

田中「鱚一郎は親父といろいろあったけど、意外と鮭児も親父のことをまだ許していないんですよね」

渡部「そうそう」

田中「ちょっとわだかまりが残っていて、season2でもまだ許していない…。楽しい雰囲気のところは楽しむけど、実際は『親父のことを許してないけどね』みたいな印象があります」

渡部「2人の間の氷河が、まだ全然解けていないですね」

──season3に期待ですね!

田中「解けるのかなぁ…」

渡部「season3では、『柳寿司』の隣に新しいすし店を出すんじゃないですか? 兄ちゃんと一緒にカリフォルニアロールのお店(笑)」

田中「season2で鱚一郎が悩んでたもんね」

──season3の展開も楽しみですね。ところで、お二人はドラマの題材であるおすしにまつわる思い出はありますか?

田中「僕は穴子が好きなんですけど、最初はそうでもなかったんですよ。好きなすしネタではありますけど、毎回必ず頼むほどでもなくて…。それがこの作品に出演させてもらってからは、穴子がより一層大好きになりました! というのも、このドラマで穴子に関するうんちくを仕入れて『職人さんのこんな苦労があるんだ』と知って食べたら、おいしさが全然変わったんです」

渡部「うわさによると、ドラマの撮影で使う消え物(食べ物)がすぐになくなっちゃうらしいですもんね」

田中「そうそう! 消え物が一瞬で消えるんで。ストックがあっても即なくなるから、負けないように食べないといけない(笑)」

渡部「私はカナダに1年間留学した時に、友達の家の近くにすし屋さんがあったんです。そこに行くと、中国人の店員さんが『(イラッシャイ)マセ~!』って言うんですよ。それをまねしていた…というのが思い出です」

──おすしではなく、掛け声が…(笑)。

渡部「今でも毎晩思い出しています」

田中「…さすが持ってますね~(笑)」

──貴重なお話ありがとうございます! ドラマのタイトルにちなみ、ご自身やほかのキャストの方の“旬”な裏話を教えてください。

田中「僕、娘が今7カ月でして」

渡部「めちゃくちゃ旬やな~」

田中「最近ハイハイを覚えたばっかりで、すごくかわいいです」

渡部「公私混同しとる!!」

──まさかのダメ出しが(笑)。

田中「そうですね(笑)。ハイハイして僕のところに来るので本当にかわいいです」

渡部「かわいい~!」

田中「(笑)。旬(須賀健太)の旬な話ないかな…?」

渡部「7000円の便所サンダルを履いてましたよ!」

田中「本当に!? すごくいいやつ!?」

渡部「BEAMSとコラボしている通称“BENSAN(ベンサン)”という商品らしいです。普通の便所サンダルと比べて、オシャレなんですよ! 須賀くんに『何これ!?』と聞いたら『誕生日にもらったんです~』って教えてくれました」

──旬の旬な話、ありがとうございました!

田中「僕も旬の話を思い出した! このドラマのグループLINEがあるんですけど、そこに流れてきて笑ったことがあって。通常、僕たち出演者の目線が欲しい場所に人が立てなかったりすると、カメラマンさんが手でグーを作って『このあたりを見てください!』と指示をくれたりするんですね。ある日、カメラマンさんがそのグーのところに旬と親父のキリッとした写真をくりぬいて作って貼っていたんです! それは、今までの現場になかった初めてのやり方だったので…グーよりは分かりやすいけど、笑っちゃわないのかなって(笑)。旬のキリッとした顔がカメラの横に貼ってあるんですよ。それがすごく面白かったです!」

──笑いをこらえるのが大変そうですね(笑)。そして、ドラマのグループLINEがつくられているんですね!

田中「あります! キャストとスタッフの皆さんの総勢23人くらいかな? で、渡辺さんが現場で写真を撮って、そこにいつも送ってくれるんですよ! 渡辺さん、本当に写真が好きなんだなって。明るい親父ですよね」

──ドラマとのギャップが…。

田中「ありすぎでしょ!(笑)。 作中では厳格で寡黙な親父が…」

渡部「ファンキーでチャーミング」

田中「そうそう!」

渡部「そしてジャジーですからね!」

田中「だって、撮影の合間の瞬間にタップダンスを踊られていたりするんですよ!」

渡部「うそ!?」

田中「本当!!」

渡部「俺も、渡辺さんがブレークダンスしているポスターを見たことある! カメラ目線でキマってましたもん」

田中「すごいね! で、ジャズバンドもやられていますもんね? 撮影現場でも、エアドラムをやられてたり…」

渡部「グルーブしてますね~」

田中「ドラマからは想像できないくらい!」

渡部「あと、撮影中にたまに内緒でおすしを握って出してくださる! 本番で作ったやつをスッと…」

田中「めっちゃおいしいよね!」

渡部「スタッフさんがいろいろ立ち回っているすきに静かにスッと出してくださるので、ばれないようにサッといただいて(笑)」

──皆さんのおちゃめなエピソード、ありがとうございました! 最後に、あらためて最終回に向けて視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

田中「僕がドラマなどの仕事をしていて一番うれしい瞬間が、どんなジャンルであっても“人の心を動かす”瞬間なんですね。だから、この作品をやらせてもらっていて一番うれしいのが、このドラマを見て皆さんにおすしを食べたくなっていただくことなんです。『おすし、食べたいなぁ』と感じてもらえるって、すごく心が動いているじゃないですか? 僕も台本を読んでそう感じて、実際に食べに行ったりするので。だからこそ、ぜひ皆さんにもドラマを見ておすしを食べに行ってもらいたいです!! 職人さんの大変さやいろんな豆知識を知って食べに行ったら、倍くらい…いやもっとおいしくなると思います」

渡部「おすし屋さんって敷居が高いものというイメージがあるかもしれないですけど、実はそうじゃないんですよね。その敷居の高さは、実はわれわれが知らない伝統や、田中さんも言われた職人の技、そして江戸の人情やいなせな気持ちに裏打ちされていると思うんです。というのも、ドラマでも出てくるように旬が自分の給料を投げ打って魚を仕入れてお客さんに出したいという気持ちは、行き過ぎた心じゃないんですよね。『これは経費だから』という割り切りじゃなくて『いや、ここは自腹を切る。それが仕事に、技につながって、人のためになるんだ』という人をおもんばかる気持ちが、脚本にも詰まっているんですよ。われわれはもちろん、皆さんが仕事をする時でもそうあるべきなのではないかと気付かされる部分もあると思うので、そういったところにも注目してもらえたらうれしいですね。あとは、このドラマは本当に映像が奇麗なので、それをビジュアルとして楽しんでいただきたいです。日本人のみならず、いろんな世界中の方々にこのドラマを見ていただけたらみんな『あ、おすし食べたいな』と思うかなと!」

田中「ね! 今回はおすしはもちろん、人と人の人情的な部分もしっかり描かれているので、そこもぜひ見ていただきたいですね」

【プロフィール】


田中幸太朗(たなか こうたろう)
1982年12月13日生まれ。東京都出身。ドラマ「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系)、「白衣の戦士!」(日本テレビ系)、「ハラスメントゲーム」(テレビ東京系)、映画「波乗りオフィスへようこそ」「イマジネーションゲーム」「エルネスト もう一人のゲバラ」、舞台「大奥~第一章~」「MIKOSHI~美しい故郷へ~」などに出演。

渡部豪太(わたべ ごうた)
1986年3月8日生まれ。茨城県出身。 ドラマ「ベビーシッター・ギン!」(NHK BSプレミアム)、「トクサツガガガ」(NHK総合)、「ハゲタカ」(テレビ朝日系)、映画「コスメティックウォーズ」「海難1890」「極道の妻たち Neo」、音楽劇「あらしのよるに」などに出演。舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」が2020年1月11日から上演予定。

【番組情報】


真夜中ドラマ「江戸前の旬season2」
BSテレ東
土曜 深夜0:00~0:30

【プレゼント】


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●締め切り:2019年12月30日(月)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当)
撮影/蓮尾美智子

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