九州新幹線長崎ルートで未着工となっている新鳥栖-武雄温泉の整備方針を巡る佐賀県との事務レベルの協議について、赤羽一嘉国土交通相は13日の閣議後の会見で「実務的な協議を立ち上げることは大きな前進だ」と述べ、合意に期待感を示した。
赤羽国交相は11日、フル規格前提の協議には応じないとする山口祥義佐賀県知事と会談し「幅広い協議に応じてもらいたい」と打診。協議入りを呼び掛けた。
赤羽国交相は会談について「趣旨はよく理解をしていただいた」と強調。協議が始まった場合は「佐賀県の意向を聞きながら、よりよい解決を探し出せればいい」とし「恐らく合意をしていただけるのではないか」とも述べた。
これまで与党のフル規格整備方針を「重く受け止める」としてきたことと、フル規格を前提にしたくない佐賀県の意向を踏まえた協議をすることの整合性については「矛盾しない」とした。
佐賀県と協議「大きな前進」 国交相、合意に期待 新幹線長崎ルート
- Published
- 2019/12/14 10:27 (JST)
- Updated
- 2019/12/14 11:07 (JST)
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