辺野古に基地できてもヘリパッド撤去は不透明 実弾射撃演習、オスプレイ 騒音60デシベル超3487回

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 【名護】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が進む名護市辺野古区は、米軍キャンプ・シュワブ内の実弾射撃訓練や廃弾処理、上空を行き交う米軍機による騒音に悩まされている。

 沖縄防衛局が辺野古区に2018年8月に設置した騒音測定器で、19年10月までの1年3カ月の間に記録した航空機騒音は、走行中の自動車内に匹敵する60デシベル以上の騒音が3487回に上る。

 辺野古区周辺のヘリパッドでは、日常的に米軍ヘリや垂直離着陸機MV22オスプレイなどの発着訓練が繰り返されている。名護市はヘリパッドの撤去を求めている。一方、沖縄防衛局は本紙の取材に「現時点で普天間飛行場移設事業の実施に合わせてヘリパッドを移設する計画はない」としており、撤去の実現性は不透明だ。

 防衛局の辺野古区での騒音測定でこれまで最大98.2デシベルを計測した。午後10時以降の騒音測定回数は一部期間で欠測のあった今年9、10月を除く平均は1カ月当たり21回だった。

 シュワブ内のヘリパッドのうち「LZフェニックス」は、沖縄高専のグラウンドから約300メートルの位置にある。渡具知武豊市長は9月、来県した河野太郎防衛相に対し、シュワブ内と、沖縄工業高等専門学校に近いヘリパッドを優先して撤去するよう求めた。