五輪選手に「甘いおもてなし」 南稜高生考案のトマトカップケーキ、試食好評

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考案したカップケーキを手にする南稜高の生徒たち=あさぎり町

 南稜高(熊本県あさぎり町)の生徒たちが、2020年東京五輪の事前キャンプを県内で実施するバドミントンのインドネシア代表選手に食べてもらおうと、校内で生産した農産物を使ったスイーツを考案した。全国の高校など40チームが同様のプロジェクトに取り組んでおり、インターネット投票による「GAP食材を使ったおもてなしコンテスト」も16日から始まる。

 コンテストは内閣官房の東京五輪・パラリンピック推進本部事務局主催。使用する食材は、農産物の安全を確保するGAP(農業生産工程管理)の認証が必要。同校は、トマトとミニトマトについて県版GAPの認証を得ている。

 生活経営科3年の8人が試作を重ね、ドライトマトのカップケーキを完成させた。生地の甘さを抑え、トマトの風味がしっかり感じられる出来栄え。材料のミニトマトや米粉、卵は同校で生産し、イスラム教徒の選手に配慮して植物性のマーガリンを使ったという。

 投票は、コンテストのホームページから1カ月間できる。県国際スポーツ大会推進課によると、その結果にかかわらず、カップケーキは選手に食べてもらう予定という。

 11月には、熊本イスラミックセンター(熊本市)でインドネシア人らによる試食会を実施した。カップケーキを考案した同校の羽月彩菜さんは「口に合うかどうか心配だったけど、好評だったので安心した。来年は、選手たちにも食べてもらえるのでうれしい」と話している。(園田琢磨)

(2019年12月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)