木葉猿窯元、干支「子」の置物 良い年願い 生産ピーク 熊本県玉東町

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木葉猿窯元で最盛期を迎えた干支「子」の置物作り=玉東町

 1300年前から作られていると伝わる郷土玩具「木葉猿」を手掛ける熊本県玉東町の木葉猿窯元で、来年の干支[えと]「子[ね]」の置物作りが最盛期を迎えている。素朴な風合いの白ネズミがずらりと並ぶ。

 干支の置物は、中興7代目の永田禮三[れいぞう]さん(82)が作り始め、35年目。8日は、禮三さんと三女の川俣早絵さん(39)が木葉猿と同じ要領で粘土を手びねりして成形し、妻英津子さん(76)が色つけを担当して一つ一つ作り上げた。

 禮三さんは「子は子孫繁栄や長寿の象徴。正月らしく白ネズミに仕上げました。今年は自然災害が多かったので、来年こそは穏やかで平和な一年になるよう心を込めて作っています」と話している。

 大(高さ7センチ、2600円)と小(高さ5センチ、千円)の2種類で、計2500個制作。熊本市の県伝統工芸館や鶴屋百貨店などで販売している。木葉猿窯元TEL0968(85)2052。(熊川果穂)

(2019年12月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)