「こういった場所が残されているのは 映画人にとってありがたいこと」"芝居小屋シネマ"「旧広瀬座×カツベン!」タイアップイベント開催!

12/13(金)公開の映画『カツベン!』。公開に先立ち、本作のロケ地となった福島市・旧広瀬座にて、文化庁×映画『カツベン!』のタイアップイベントが12/12(木)に開催された。

文化庁は、 文化財の活用を促進することを目的として映画「カツベン!」とタイアップを行っている。 この一環として、 12/12(木)にロケ地となった福島市・旧広瀬座にてタイアップイベントを開催しました。 その名も【旧広瀬座の旧広瀬座による旧広瀬座のための“芝居小屋シネマ”「旧広瀬座×カツベン!」】。当日は、 周防監督を招いてのオープニングトークや試写会が行われ、 会場は大いに盛り上がった。

イベントでは、 当時の芝居小屋を再現するためどてら姿の観客約100名が集結。 芝居小屋にかかせない甘味の販売なども行われ、 会場はまるで大正時代にタイムスリップしたかのような雰囲気に。劇中では、 成田凌さん演じる主人公が働く映画館・靑木館として登場する旧広瀬座。 もともと芝居小屋として明治20年につくられた建物で、 戦後には映画の上映も行われていた。 平成10年には国の重要文化財に指定されている。

周防監督は「こういった場所が残されているのは、 映画人にとってありがたいこと。 この空間と、 エキストラの皆様の協力のおかげで、 成田さんのカツベンが素晴らしいものになった。 感謝しています。 」と思いを述べた。 宮田文化庁長官は「人々が大切に残してきた文化財だからできることがある。 」と述べ、 文化財を保存し、 活用することの意義を語った。

『カツベン!』では、 旧広瀬座のほかにも岐阜県の白雲座や鳳凰座など、 様々な場所で撮影が行われた。 文化財の活用により生まれた『カツベン!』の世界をぜひ楽しんでほしい。

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