熊本市内の百貨店など歳末商戦本格化 店側、盛り上がりに期待

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鶴屋百貨店の歳暮ギフトセンターで品定めする買い物客=14日、熊本市中央区

 公務員に冬のボーナスが支給されて初めての週末となった14日、熊本市中心部の百貨店や大型商業施設は、歳暮商品やクリスマスギフトを購入する買い物客でにぎわった。10月の消費税増税後、消費の落ち込みが取り沙汰される中、店側は歳末商戦の盛り上がりに期待。買い物客からは「普段とは違って贈り物にはお金をかけたい」との声が聞かれた。

 同市中央区の鶴屋百貨店は、午前中から歳暮商品などを品定めする姿があちこちに。

 西区の公務員男性(47)は「自分のものは金額を気にするが、贈り物にはお金をかけてこだわったものを選びたい」。菊池市のパート女性(32)も「日用品の買い物では増税を実感しているが、ギフトは質の高い商品を選ぶ」と話すとともに、「夫のボーナスで欲しいものを買おうと思っている」と笑顔で店内を回っていた。

 ただ同店の広報担当者は、消費税が5%から8%に引き上げられた前回に比べて「消費マインドの回復がやや遅いように感じる」。10、11月は増税前の駆け込み需要の反動減がみられただけに、その影響を吹き飛ばせとばかりに、ギフト商品や冬物衣料などの売り上げ増に期待を寄せる。

 同市中央区の大型商業施設「サクラマチ クマモト」も屋上庭園にクリスマスの装飾を施すなど雰囲気盛り上げに工夫を凝らす。

 「玩具を扱う店などはクリスマスプレゼントを買い求める親たちが来店し、にぎわっている」と広報担当の和田直人さん。先週から客足が伸びてきたといい、開業後初めてとなる歳末商戦に「入居店舗それぞれが気合を入れている」と話した。(山本文子、丸山伸太郎)

(2019年12月15日付 熊本日日新聞朝刊掲載)