JOCジュニアハンドボール 22日開幕 女子 堅守速攻で予選突破を 7年ぶり出場

高校生を相手に実戦練習を重ねる女子選抜チームの選手たち=佐世保市、大野中体育館

 ハンドボールの第28回JOCジュニアオリンピックカップ大会は22~26日、さいたま市記念総合体育館を主会場に行われる。全国9地区の予選を突破するなどした男女各24チームが出場。8パートに分かれた予選リーグの各1位が決勝トーナメントに進む。県勢は女子選抜が10月の九州地区予選(4枠)で準優勝。7年ぶり2度目の出場権を手にした。
 チームのテーマは堅守速攻。サイズがない分、相手のミスを誘うような積極的なディフェンスを徹底する。高校生との実戦主体の練習で、細かなカバリングや接触の仕方も磨いてきた。全国レベルの攻撃に対して、いかに我慢できるかが一つのポイントになりそうだ。
 速攻に加え、セットオフェンスで得点を重ねていけるかもカギ。1対1に優れ、シュート能力が高いセンター甲斐、ポスト松本結を中心に巧みに攻めていきたい。フローター松本聖、北村、サイド手塚、中野らの決定力も重要になる。
 目標は愛知と茨城と対戦する予選リーグの突破。平川監督は「ずっと全国を目指してきた。久しぶりの出場だが、いろんな人に支えてきてもらっているだけに、ここで満足しない」、主将の松本結は「仲が良く雰囲気もいい。一戦一戦を大切に楽しくプレーする」と意気込んでいる。

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