この先一週間は、全国的に気温の変化が大きくなる見込み。また、広い範囲で安定した晴れの天気となる日はほとんどなさそうだ。
月曜日は広く穏やかな天気
15日(日)、日本付近は西から高気圧に覆われ、日中は太平洋側を中心に晴れた所が多くなった。日本海側では北陸から北の地域を中心に雲が広がっているが、降水を観測している所は、午後にかけて少なくなっている状況。気温は、西日本や東日本では平年並みか高めの傾向だが、北よりの吹いたため、空気が冷たく感じられた所が多くなった。
16日(月)も、高気圧の圏内で、全国的に晴れる所が多くなりそうだ。ただ、気圧の谷のや湿った空気などの影響で、北海道の日本海側では午前中から雪や雨の所があり、午後は東海や九州でも雨の所がある見込み。気温は、15日と同じか高く、また、風も収まる分、15日よりも過ごしやすく感じられそうだ。
水曜日は東京で19℃予想
このところ、気温の変化が大きい状態が続いているが、この先一週間も寒暖差が大きくなりそうだ。週の中頃にかけては南から暖かな空気が流れこみ、全国的に気温が平年より高くなる見込み。19日(水)の東京の最高気温は19℃の予想で、12月とは思えない暖かさとなりそうだ。ただ、週末にかけては北から冷たい空気に覆われ、寒さが戻る見通し。体調管理にはこれまで以上に注意が必要となる。
火曜日以降はすっきりしない天気
火曜日以降は、日本付近が広く高気圧に覆われる日は少なく、全国的にぐずついた天気が続きそうだ。特に、22日(日)~23日(月)頃は、本州の南岸を低気圧が進む予想もあり、気温の状況などによっては東京でも雪が降る可能性がある。この先は、気温の変化とともに天気予報をこまめに確認するよう心掛けたい。
(気象予報士・佐々木聡美)