セリカ・リフトバック2000GT/トヨタ - 流行のボディスタイルを取り入れた初代

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よりオトナのスポーティを目指したリフトバック

・モデル名 :セリカリフトバック2000GT
・世代/型式:初代/A20/30型
・メーカー名:トヨタ
・年式   :1975
・撮影場所 :越後丘陵公園クラシックカー展2017

1969年は、国産スペシャリティーカー元年とも言われるエポックメイキングな年だ。
同年の東京モーターショーで、トヨタと三菱から最先端のボディスタイルをまとった特別なクーペが発表され日本中の話題をさらった。
それが、翌年に発売された初代セリカと三菱ギャランGTOだ。

既存のセダンなど実用車の車台を流用してスタイリッシュな2ドアクーペを仕立て、車台やドライブトレーンなどの流用によりコストを抑えつつその分を豪華な装備やチューンナップパーツに奢って魅力的なクルマを作り上げる・・・それが、「スペシャリティカー」と呼ばれるクルマだ。

この手法はもともとアメリカのメーカーがフルラインナップを揃える中で、実用車ベースで格好良いスポーティカーを作り若者を中心に人気を集める・・・というやり方を編み出したところから始まった。これをトヨタと三菱がうまく取り入れ、セリカとギャランGTOという今でも人気が続くクルマを作り上げたのだ。

初代セリカははじめは「ダルマ」の愛称で呼ばれるクーペスタイルで、ギャランGTOはファストバックスタイルを採用。
ダルマの人気っぷりは今さら説明するまでもないところだけど、さすがそこは貪欲かつカイゼンに余念のないトヨタのこと、ライバルのギャランGTOのファストバックスタイルもセリカのラインナップの取り入れることを考え、「リフトバック」を追加したんだ。

リフトバックはクーペのリアウインドウとトランクをなだらかな大型テールゲートに変更し、開口部が大きく荷物が出し入れしやすい利便性と積載性、そして優雅なリヤスタイルを見事に両立してみせた。
さらにフロントノーズもクーペより長くされ、より伸びやかさを強調したスタイルとなった。

リフトバックはその大きなリアゲートの下にあるラゲッジルームにさまざまなレジャーアイテムを放り込み、海へ山へと繰り出してレジャーを楽しむアクティブでリッチな大人像を打ち出し、さらにスペシャリティ感を演出。ダルマセリカとは少し違ったイメージをもって、さらに広い世代に人気を得ることに成功したんだ。

現在でもダルマとリフトバックはどちらも人気が高く、それぞれの魅力をそれぞれに楽しむ人気の旧車となっているね。
リフトバックは、西ドイツのシュニッツァーの手で当時大人気だったシルエットフォーミュラのマシンが作られた作られたことも、トピックのひとつだ。
日産ターボ軍団とはまた違った格好良さのあるマシンだったねー。

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