レンジャーズがクルーバーを獲得 強力ローテーションが完成

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新球場グローブライフ・フィールドのオープンを控えるレンジャーズが絶対的エースの獲得に成功した。日本時間12月16日、レンジャーズはデライノ・デシールズとエマニュエル・クラーセの2人をインディアンスへ放出してコリー・クルーバーを獲得するトレードが成立したことを発表。サイ・ヤング賞2度の実績を誇るメジャーを代表する右腕がラストピースとなり、レンジャーズは強力な先発ローテーションを完成させた。

今季は開幕からの7先発で2勝3敗、防御率5.80とスタートダッシュでつまずき、5月1日(現地時間)のマーリンズ戦で右腕に打球を受けて骨折してその後のシーズンを棒に振ったクルーバーだが、2014年と2017年にアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞し、2018年には自己最多の20勝をマークするなど実績は十分。レンジャーズは球団創設以来サイ・ヤング賞の受賞者がおらず、20勝した投手も1998年のリック・へリングが最後であるため、クルーバーには絶対的エースとして大きな期待がかかる。

クルーバーは現在33歳。インディアンスがすでに来季の契約オプションを行使しているため、来季の年俸は1750万ドルとなり、2021年の契約は年俸1800万ドルの球団オプションとなっている。レンジャーズはフリーエージェント市場で好投手を獲得するのに比べるとかなり安価でクルーバーを2年保有できることになった。なお、インディアンスとクルーバーの契約により、トレードされた際に100万ドルのボーナスが発生するが、これは両軍が50万ドルずつ負担することになっている。

現在27歳のデシールズは、今季118試合に出場して打率.249、4本塁打、32打点、24盗塁、OPS.672をマークした俊足好守の外野手。一方、現在21歳のクラーセは今季メジャーデビューしたばかりの速球派リリーバーで、21試合に投げて防御率2.31をマークしたが、クルーバーの対価が2人だけであることを考えると、インディアンスは平均100マイル近いカッターを武器とするこの右腕を高く評価していると見られる。

クルーバーの加入により、レンジャーズは今季16勝のランス・リン、14勝のマイク・マイナー、13勝のカイル・ギブソン(新加入)、12勝のジョーダン・ライルズ(新加入)にクルーバーを加えた5人による強力な先発ローテーションが完成。少なくとも先発投手陣に関しては、新球場元年を迎えるのに相応しい顔ぶれが揃ったと言えそうだ。