クルーバー獲得のレンジャーズ 柳賢振の争奪戦からは撤退へ

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日本時間12月16日、レンジャーズはインディアンスとのトレードでサイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバーの獲得に成功した。今オフ、先発投手の補強を進めてきたレンジャーズだが、マイク・マイナーとランス・リンの両輪にクルーバー、カイル・ギブソン、ジョーダン・ライルズの新戦力3人を合わせて先発ローテーション5枠の顔ぶれが確定。獲得に乗り出していた柳賢振(リュ・ヒョンジン)の争奪戦からは撤退することが確実となった。

レンジャーズはオフシーズンに突入してから常に柳への関心を報じられており、球団関係者が柳の能力を高く評価して獲得に前向きであることも伝えられていた。また、レンジャーズには韓国人打者の秋信守(チュ・シンス)がおり、柳は秋と同じチームでプレイすることは「特別である」と発言。相思相愛とも言える関係となっていた。

しかし、レンジャーズは今季素晴らしい活躍を見せたマイナー(14勝)とリン(16勝)の両輪、フリーエージェント市場で獲得したギブソン(13勝)とライルズ(12勝)、そしてトレードで獲得したクルーバーによって強力な先発ローテーションが完成。ぜいたく税の対象ラインとなる年俸総額の上限まではまだ余裕があり、柳のような好投手を獲得することも可能だが、今後は他の補強ポイントに資金を注ぐと見られている。

今季29先発で14勝5敗、防御率2.32の好成績をマークして最優秀防御率のタイトルを手にした柳は、依然としてドジャースとの再契約が有力視されている。ドジャースのほかには、ブルージェイズ、ツインズ、エンゼルスなど、先発投手の補強を目指すチームからの関心が伝えられており、柳とともにフリーエージェント市場に残る好投手の1人だったマディソン・バムガーナーもダイヤモンドバックスとの契約合意に至ったため、今後は柳の争奪戦がさらに激化するものと見られる。32歳の韓国人左腕は、来季プレイする場所としてどのチームを選択するのだろうか。