先発投手補強が必須のエンゼルス 次なるターゲットはカイケルか

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エンゼルスは先発投手の補強が急務となっているにもかかわらず、ここまでトレードでオリオールズからディラン・バンディを獲得するにとどまっている。日本時間12月16日には、トレード市場からコリー・クルーバー(レンジャーズ)、フリーエージェント市場からマディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)が姿を消し、補強の選択肢はさらに狭まった。エンゼルスの次なる獲得候補はフリーエージェントの左腕、ダラス・カイケルとなりそうだ。

フリーエージェント市場に残る数少ない有力投手の1人であるカイケルは現在31歳。昨オフ、アストロズからフリーエージェントとなるも、今年6月まで契約が決まらず、今季はブレーブスで19試合に先発して8勝8敗、防御率3.75をマークした。アストロズ時代の2015年に20勝8敗、防御率2.48の好成績でサイ・ヤング賞を受賞するなど、メジャー8年間で通算84勝の実績を誇り、頑丈な先発投手として確実な働きを計算できる左腕である。

オレンジ・カウンティ・レジスターのジェフ・フレッチャーは、ダイヤモンドバックスと契約合意に達したバムガーナーについて、「多くの関係者の予想よりも低い金額での契約だった(5年8500万ドルで契約合意)」と伝え、これがエンゼルスにとって追い風になると考えている。カイケルの契約規模はバムガーナーを下回ることが確実視されており、バムガーナーが予想を下回る金額で契約したことにより、カイケルの価格はアンソニー・レンドンに7年2億4500万ドルの大金を投じたエンゼルスでも手が出せる範囲となる可能性が高いというわけだ。

今季規定投球回どころか100イニングを投げた投手すら1人しかいなかったエンゼルスにとって、イニングイーターとして確実な働きを計算できるカイケルは補強ターゲットとして理想的な存在であり、獲得に向けて猛プッシュをかけることになるだろう。カイケルにはパドレスなど他球団からの関心も報じられており、先発投手補強の選択肢が次々に消えている今、次に契約を決める先発投手はカイケルになるかもしれない。