東・西日本 暖かいクリスマスに 高温に関する情報

16日(月)午後2時の気温分布[上]と週間天気予報[下]

 きのう15日までの1週間の気温は全国的に平年より高く、東日本の一部や北海道は2℃以上高い所があった。きょう16日も多くの地域で気温が高くなっているが、あす17日(火)は南寄りの風が吹く北陸や西日本の日本海側を中心に一段と気温が上がる見込み。17日の予想最高気温は、鹿児島22℃(11月上旬並み)、福岡20℃(11月上旬並み)、金沢18℃(11月上旬並み)などとなっている。

16日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 東日本から西日本にかけては、20日(金)~22日(日)頃は気温がいったん平年並みとなる地域もあるが、今後2週間程度は寒気の影響が弱く、平年に比べて暖かい空気に覆われて気温が高い見込み。特に23日(月)頃からの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなるとして、気象庁は東・西日本に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼び掛けている。
 
 ただし、北日本は他の地域に先駆けて25日(水・クリスマス)前後には寒気の影響が強まる予想もあり、その後、年末年始は本州、四国にかけて、この時季本来の寒さとなる可能性がある。時季外れの暖かさが続く地方でも、急に気温が下がったり、冬の天気分布が現れやすくなることを想定しておきたい。

「早期天候情報」とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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