フェラーリF1、新車発表直前に18インチタイヤのテストも、2020年型マシンの使用は許されず

 フェラーリF1チームは、2020年F1新車テストの直前に、2021年用18インチタイヤの開発を目的とした走行を行う。

 F1は2021年に大規模なレギュレーション変更を行う計画で、その一環として、現在13インチのホイールが2021年には18インチに変更される。新仕様タイヤのテストはすでにスタートしており、ルノー、マクラーレン、メルセデスの協力のもと、コース上での走行が行われた。

メルセデスのマシンで18インチF1タイヤのテストを行うジョージ・ラッセル

 2020年初の18インチタイヤテストはスペイン・ヘレスでフェラーリが行う予定となっており、その日程は2月8日であることが分かった。フェラーリは2020年型マシンの発表を11日に行い、バルセロナでの合同テストは19日にスタートする。

 タイヤテストはニューマシンデビュー直前に行われることになるが、フェラーリは規則により新車を用いることはできない。フェラーリはおそらく2019年型SF90のモディファイ版を使用し、タイヤ開発のため、タイヤ、ホイールリム、ホイールリムカバーのデータのみを集めることを目的に走行を行う。

 ピレリは2月1日から最終戦の1週間後までの期間に25日の開発テストを行うことが許される。最終戦後の合同テストは3日間に延長され、各チームはそのうち少なくとも1日は2020年のレギュラードライバーを起用しなければならない。また1日はレースの経験が少ない若手ドライバーのために割り当てられる。

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