1万7千人の情報がネットで閲覧可能に JA横浜が誤操作、2ヶ月間公開状態に

 横浜農業協同組合(JA横浜)は16日、顧客1万7286人の個人情報が記載された名簿がインターネット上で閲覧可能な状態になっていたと発表した。担当者の誤操作により、ネット上に掲載されていたという。

 JA横浜によると、名簿には顧客の名前、住所、電話番号、取引開始日、顧客を担当する各支店名が記載されていた。ホームページからは名簿にたどり着くことはできないが、顧客名をインターネットの検索エンジンで検索すると、名簿全体が閲覧できる状態になっていたという。13日、顧客ではない市民から指摘があり、発覚した。

 JA横浜によると、名簿は本来、ネット上には公開されず、一般市民も閲覧することはできないが、ホームページの情報更新時に、担当者が誤ってネット上に掲載する情報として操作してしまったという。そのため、10月1日から約2カ月間にわたって、名簿が公開されていた。

JA横浜は指摘があった13日中に名簿を削除した。16日までに、名簿が悪用されたなどの被害は報告されていないという。JA横浜は「今後このような事態が発生しないよう顧客情報の管理強化・徹底に努め、信頼回復に全力を尽くす」としている。

© 株式会社神奈川新聞社