島鉄島原駅“鯉駅長”務め終える 清流亭にニシキゴイ放流 

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駅長を引退したさっちゃん=島原駅

 長崎県島原市新町2丁目の観光名所「鯉(こい)の泳ぐまち」に市が整備した観光交流センター「清流亭」で16日、ニシキゴイ18匹の放流があった。このうちの1匹は、島原鉄道島原駅で“鯉駅長”を務めた雌の黄色いコイ「さっちゃん」。同社は「3年間ありがとう。今後は鯉の泳ぐまちの一員として、コイとしての幸せをつかんで」とコメントした。
 同社によると、さっちゃんは2016年に島原駅の鯉駅長に就任。改札口近くの水槽で執務し、観光客や通勤通学客に親しまれていた。
 同社は、狭い環境で長期間飼育するのは困難と判断。さっちゃんは12日付で職を退き、市に寄贈された。後任の予定はなく、イメージキャラクターも変えないという。
 清流亭は屋外の池(約90平方メートル)に雌約50匹、屋内水槽(約13平方メートル)に雄約15匹で15年にオープンした。放流は初めてで、さっちゃん以外のニシキゴイは、島原半島の愛好家でつくる全日本愛鱗会県支部(小田芳房支部長、2人)と肥前錦鯉愛好会(稲田廣視会長、10人)が寄贈した。
 市職員が、色鮮やかなコイを次々に池に放流した。10日にも3匹が放たれている。小田支部長は「子どものように育ててきた。優雅に泳ぐ姿を見に来てほしい」と話した。

ニシキゴイを放流する市職員=島原市、清流亭