セアカゴケグモ　諫早でも確認　長崎県、注意呼び掛け

　長崎県は16日、諫早市内で毒グモのセアカゴケグモ2匹を発見したと発表した。同市での確認は初めて。
　12日、同市小船越町の自動車販売店でクモ2匹と卵が発見され、通報を受けた市職員が殺処分した。翌日、県の報告を受けた国がセアカゴケグモと断定。市職員が発見場所周辺を確認したが、2匹以外は確認していない。県外から来た車両に付着していた可能性が高いという。
　セアカゴケグモは特定外来生物。体長約0.7～1センチで、赤色の模様が特徴。県内では10月末までに大村、長崎、松浦、雲仙各市で計1911匹を発見し、陸上自衛隊大村駐屯地（大村市）でのみ定着を確認している。県は、見つけたら殺虫剤を吹きかけ靴で踏みつぶすよう促している。