新上五島で人権フェス 人への優しい接し方は? 浩子クレメニアさん、歌とトーク

地元出身のシンガー・ソングライター、浩子クレメニアさんが出演した人権フェスティバル=新上五島町石油備蓄記念会館

 長崎県新上五島町人権フェスティバル(実行委主催)がこのほど、同町青方郷の町石油備蓄記念会館であり、地元出身のシンガー・ソングライター、浩子クレメニアさん(27)が演奏を交え、人への接し方について思いを語った。
 約150人が来場した。クレメニアさんは、オリジナルソング「守るべきもの」など8曲を熱唱。曲の合間に「なぜ相手にこんな言葉をぶつけたのかと振り返るときもあるが、気持ちに余裕が出たとき優しくすることを繰り返せばいい」と、呼び掛けた。
 町中学校連合生徒会による「いじめ根絶メッセージ」宣言もあった。
 町立奈良尾中3年の山脇陽菜(はるな)さん(15)は「これから多くの出会いがあると思うが、自分の意思も大切にしながらも周囲の人の気持ちを考え笑顔で接したい」と話した。

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