定例佐世保市議会 コミュニティセンターの運営方法議論へ

 定例佐世保市議会は16日、総務、都市整備、文教厚生、企業経済の各常任委員会で審査を続行。総務委で市は、地区自治協議会の活動拠点となるコミュニティセンターの運営方法について、地域の代表者とつくるワーキング会議で議論する考えを示した。
 市は地域のつながりを深めるため、各地区の町内会や青少年健全育成会や消防団、老人会などの団体でつくる地区自治協議会の設置を推進。市内全27地区で設置が完了した。市は2018年、地区公民館を「コミュニティセンター」に変更して運営方法を見直す考えを示したが、地域の理解が深まらず実現のめどは立っていない。
 市は9月から地域と行政の代表でつくるワーキング会議を定期的に開き、意見交換を続けてきた。市はこの日の総務委で、センターの運営について▽市直営▽指定管理者制度で地区自治協議会に委託▽指定管理者制度で特定目的法人に委託-の3パターンを話し合うほか、各協議会事務局の在り方も議論する考えを示した。
 委員は「画一の運営方法ではなく、各協議会の事情に合わせて対応できないのか」と質問。中西あけみ市民生活部長は「今は一つの方法でやらせていただきたいと考えている」と難色を示した。

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