ツインズが救援右腕・ロモと再契約へ 合意間近との報道

ツインズは自軍からフリーエージェントとなったリリーフ右腕、セルジオ・ロモとの再契約が目前となっているようだ。日本時間12月17日、MLB公式サイトのジェシー・サンチェスが合意間近であることを伝えた。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、2021年の球団オプションが付属した1年500万ドルの契約で、オプションが行使された場合、2年間の総額は1000万ドルとなるという。

現在36歳のロモは、今季の開幕をマーリンズで迎え、クローザーとして38試合で2勝0敗、17セーブ、1ホールド、防御率3.58をマーク。その後、7月下旬のトレードでツインズに加入した。ツインズではセットアッパーを務め、27試合で0勝1敗、3セーブ、16ホールド、防御率3.18を記録。ジャイアンツ時代の2016年以来3年ぶりとなるポストシーズンでは2試合に登板したが、防御率9.00に終わった。

今季、2チーム合計では65試合で2勝1敗、20セーブ、17ホールド、防御率3.43をマーク。直近10シーズンのうち8シーズンで64試合以上に登板している鉄腕リリーバーである。20セーブ以上は自身4度目で、ホールドとセーブがともに2ケタとなったのは2014年以来5年ぶり3度目だった。

黄金期のジャイアンツに在籍していたため、ポストシーズンの経験も豊富で、2010年、2012年、2014年と3度のワールドシリーズ制覇を経験。2012年のポストシーズンは10試合で4セーブ、防御率0.84、2014年も9試合で4ホールド、防御率1.29と好投し、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

今オフのツインズは課題となっていた先発投手の補強が思うように進んでおらず、来季はリリーフ陣の負担が増す可能性が高い。経験豊富なベテランであるロモは、トレバー・メイとともに、クローザーのテイラー・ロジャースに繋ぐセットアッパーという重要な役割を担うことになりそうだ。

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