「柚餅子」味わい凝縮 湯前町の婦人会が1200個手作り

下村婦人会市房漬加工組合が手作りしている柚餅子=湯前町

 特製のみそをユズの皮で包んだ昔ながらの保存食「柚餅子[ゆべし]」作りが10日、湯前町の下村婦人会市房漬加工組合で始まった。年内に約1200個を作る予定。

 トウガラシやショウガなどを混ぜた麦みそを、中身をくりぬいたユズに詰める。蒸した後、天日と寒風にさらして2カ月ほど乾燥させて味を凝縮。防腐剤代わりに、表面を球磨焼酎で消毒する。

 同組合は「酒のつまみにもお茶請けにもお薦め」と話す。価格は1個450円。同婦人会TEL0966(43)3827。

(園田琢磨)

熊本日日新聞 2019年12月15日掲載

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