TBS系で12月30日に生放送される年末恒例の音楽の祭典「第61回輝く！日本レコード大賞」（午後5：30）の会見が行われ、優秀作品賞を受賞したアーティストからAKB48、乃木坂46、Foorin、欅坂46、日向坂46、DA PUMP、最優秀歌唱賞を受賞した市川由紀乃、新人賞を受賞した彩青、新浜レオン、海蔵亮太、BEYOOOOONDSが登場した。
3連覇がかかる乃木坂46の齋藤飛鳥が「正直2年連続で（大賞を）いただけたことが大げさでなく奇跡だと思っています。どうやったら楽曲の良さが伝わるのか、仲の良い子が集まっているので、どうやったらグループ愛が伝えられるのかを考えています。乃木坂46の愛が伝わるステージにしたいと思います」と抱負を語ると、AKB48の向井地美音は「最年長のゆきりん（柏木由紀）さんが30歳まで頑張ってくれると言ってくれています。ゆきりんさんがAKBの中で一番元気にパフォーマンスをしてくれているので、私たちも負けないように頑張りたいと思います」と応戦した。
今回は優秀作品賞に秋元康プロデュースによるグループ4組が選出され、大賞を目指して競い合うことになるが、それぞれの強みについてAKB48の柏木由紀は「（一番）歴が長いです（笑）。AKBらしく元気なパフォーマンスをしたいです。全グループが一緒のステージに立つ機会が意外とないので、一緒に立てることがうれしいです。切磋琢磨して高めあっていけたらなと思います」とにっこり。続いて乃木坂46の松村沙友理は「闘争心もちょっとあるんですが…」とコメントしつつ、「ゆきりんさんが最年長という話が出ましたが、私も同年代なんです。でも元気さでは負けるかなと思うので、負けない部分はなんですかね～と（ほかのメンバーと相談して）受賞曲『Sing Out！』の意味が『みんなで一緒に歌おう』という意味があるので、グループ愛や心の共鳴は負けないと思って挑みたいなと思います！」と気合十分。また、欅坂46は「坂道グループの中では次女で、次女は気が強いと言われがちなんですが、私たちはそんなことはないと思います。でも、楽曲の強さはメッセージ性はすごくあるので、その部分をお伝えできるように頑張りたいです！」とアピール。日向坂46は「去年まではおうちで見ていた番組に出させていただけるだけでも光栄です。先輩たちに追いつけるようにパフォーマンスしたいです」と謙虚に語りつつ、「デビューしたばかりで若いメンバーも多くて、センターの小坂奈緒は17歳なので、フレッシュさでは負けないように頑張りたいと思います！」としっかりグループの魅力を伝えた。
そして、会見前に行われた受賞式には、4ユニットを手掛けた秋元康も登壇。同一人物が手掛けた楽曲が4曲同時にノミネートされるのは史上初。AKB48が「秋元先生がプロデュースするグループの一つとしてアイドルができていることがうれしい」、乃木坂46は「秋元先生の頭の中をいつかのぞいてみたい。日々感謝の気持ちをお伝えしなければいけないと思う」、欅坂46は「あまりお話しする機会がないのですが、今日は『頑張ろうね』『次は明るい曲も挑戦しよう』と声をかけてくださってうれしかったです」、同じく日向坂46も普段はあまり会うことがないそうで、「直接感謝の気持ちを伝えられてうれしかったです」と、それぞれ話した。
そんな秋元グループと大賞を巡って対決する「パプリカ」を歌うFoorin。大賞を受賞すれば史上最年少での受賞となるが、もえのは「『パプリカ』を聞いた人が元気になれるように頑張りたいです」、ひゅうがは「緊張で背中が汗でびっしょりです。ほかのアーティストの方も笑顔にできるようなステージにしたいです」と意気込みを話した。
2019年の優秀作品賞は、Little Glee Monster「ECHO」、三浦大知「片隅」、欅坂46「黒い羊」、AKB48「サステナブル」、純烈「純烈のハッピーバースデー」、乃木坂46「Sing Out！」、氷川きよし「大丈夫」、日向坂46「ドレミソラシド」、DA PUMP「P.A.R.T.Y.～ユニバース・フェスティバル～」、Foorin「パプリカ」の10組が受賞。この中から大賞が選ばれる。
