スペースX、ファルコン9の打ち上げ成功。スカパーJSATのハイスループット衛星を搭載

スペースXは12月17日、フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地にてファルコン9ロケットの打ち上げを実施しました。

ファルコン9には、通信衛星「JCSAT-18/Kacific1」が搭載されており、日本時間17日午前9時10分に打ち上げられ、約33分後に軌道に投入されたとのこと。Boeingが製造した衛星バス「Boeing 702型MP」には、スカパーJSATの「JCSAT-18」とシンガポールのKacificの「Kacific1」の2つミッション機器が設置されています。「JCSAT-18」は、Kuバンド、「Kacific1」はKaバンドの周波数で動作する次世代衛星。

JCSAT-18」は、静止軌道上での性能確認試験を経て、運用を開始する予定と報じています。2018年に打ち上げられたHorizons 3eに続き、2機目のHTS(ハイスループット衛星:High Throughput Satellite)となります。

Successful deployment of JCSAT-18/Kacific1 confirmed! pic.twitter.com/fGf3hGakVE

— SpaceX (@SpaceX) December 17, 2019

また、スペースXのTwitterによると、ファルコン9の打ち上げには成功したものの、フェアリングのキャッチに失敗。海中に落下してしまったとのこと。フェアリングの回収を試みているとのことです。

Ms. Tree and Ms. Chief narrowly missed catching the fairing halves—team is working to recover them for potential use on a future flight

— SpaceX (@SpaceX) December 17, 2019

Image: スペースX(Twitter)
Source: スペースX – スカパーJSAT

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