東京五輪、笑顔で終われるよう セーリング吉田・吉岡組が決意

五輪での活躍を誓う吉田(中央)吉岡ペア=神奈川県庁

 セーリング女子470級で東京五輪代表に内定している吉田愛、吉岡美帆組(ベネッセ)が17日、神奈川県庁に黒岩祐治知事を訪ね、来夏、ホームポートの江の島(藤沢市)で行われる大舞台での活躍を誓った。

 リオデジャネイロ五輪5位の吉田・吉岡組は、昨年の世界選手権で日本人初の金メダルを獲得。東京五輪代表選考を兼ねた今年8月の世界選手権で総合2位に入り、五輪代表に内定した。

 リオ五輪を現地視察した黒岩知事は「あと一歩だったという思いを晴らすとき。みんなに笑顔を届けてもらいたい」と激励。吉岡はチーム力の向上に手応えをつかみ、「前回より経験を積んでいる。地元の神奈川の海で精いっぱい力を出したい」と意気込んだ。

 小学生の頃から相模湾で腕を磨いてきた吉田は「誰より引き出しが多い。培った地の利を生かしたい」と自負。競技生活の集大成と位置づける五輪の海へ「たくさんの方が応援に来てくれると思うので、しっかり準備して最後にはみんなで笑顔で終わりたい」と決意を示した。

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