電動バイクMotoEの2020年エントリーが発表。Moto2やSBK経験者など18名参戦

 FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は12月16日、開催2年目を迎える『FIM Enel MotoE World Cup』(MotoE)の2020年エントリーリストを発表した。

 MotoEは電動バイクであるEnergica Motor Company(エネルジカ・モーターカンパニー)のスーパーバイク『Energica Ego Corsa(エネルジカ・エゴ・コルセ)』のワンメイクで2019年からスタートしたシリーズ。

 開催初年度は6レースが行われ、マッテオ・フェラーリがチャンピオンに輝き、ランキング2位はブラッドリー・スミス、3位はエリック・グラナドが獲得した。

 2020年はスペイン(ヘレス)、オランダ、オーストリア、サンマリノ、スペイン(バレンシア)の5ラウンドで全7レースが開催されることが既に発表されているが、今回エントリーリストが発表された。

 来季も12チームから18名がエントリーしており、そのうち12名が継続参戦し、王者のフェラーリ、2位のスミス、3位のグラナドといったランキング上位陣は継続参戦する。

 新たに参戦する6名のライダーは、Moto2クラスからドミニク・エガーター、ルーカス・トゥロヴィッチ、チャビエル・カルデルスの3名。CEV Moto2ヨーロッパ選手権からアレッサンドロ・ザコーネ、トマッソ・マルコンの2名が参戦し、ジョルディ・トーレスはスーパーバイク世界選手権(SBK)とMotoEのダブルエントリーをするようだ。

 以下、2020年FIM Enel MotoE World Cupのエントリーリスト。

■2020年FIM Enel MotoE World Cup エントリーリスト(2019年12月16日時点)

No. Rider Team Nationality

5 アレックス・デ・アンジェリス オクト・プラマックMotoE サンマリノ

6 マリア・エレーラ オープンバンク・アスパー・チーム スペイン

7 ニッコロ・カネパ LCR Eチーム イタリア

10 チャビエル・シメオン LCR Eチーム ベルギー

11 マッテオ・フェラーリ トレンティーノ・グレシーニMotoE イタリア

16 ジョシュ・フック オクト・プラマックMotoE オーストラリア

18 ニコラス・テロル オープンバンク・アスパー・チーム スペイン

20 チャビエル・カルデルス アビンティア・エスポンソラーマ・レーシング アンドラ

27 マティア・カサデイ オンゲッタSIC58スクアドラコルセ イタリア

35 ルーカス・トゥロヴィッチ テック3・Eレーシング ドイツ

38 ブラッドリー・スミス ワン・エナジー・レーシング イギリス

40 ジョルディ・トーレス ジョイン・コントラクト・ポンス40 スペイン

51 エリック・グラナド アビンティア・エスポンソラーマ・レーシング ブラジル

61 アレッサンドロ・ザコーネ トレンティーノ・グレシーニMotoE イタリア

63 マイク・ディ・メリオ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS フランス

66 ニキ・トゥーリ アジョMotoE フィンランド

70 トマッソ・マルコン テック3・Eレーシング イタリア

77 ドミニク・エガーター インタクトGP スイス

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