ハウステンボス 澤田会長退任へ 株式上場に向け新体制

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 佐世保市のハウステンボス(HTB)は18日、内定した役員人事を発表した。親会社エイチ・アイ・エス(HIS)と役員を兼務していた澤田秀雄取締役会長は退任。外部の監督機能を高めるため「監査等委員会設置会社」に移行する。経営の独立性を確保し、株式上場に向けた体制づくりを進める。
 20日に開く株主総会と取締役会で正式決定する。上場企業の子会社が株式を上場する場合、審査ではそれぞれの独立性が求められる。このため役員の兼務は課題になっていた。いずれもHTBの監査役で、HIS役員の梅田常和氏、HIS役員を務める予定の矢田素史氏も退任する。
 代表取締役社長の坂口克彦氏は再任し、取締役の森川秀直氏は任期満了で退任する。新任の取締役には、管理本部長の和田光氏、マーケティング本部長CMOの佐伯博司氏、運営本部長の若尾政彦氏の3人が就任する。
 坂口氏は1月29日にHIS取締役常務執行役員を退任。和田氏と若尾氏も1月末でHISを退職する予定。
 監査等委員会設置会社への移行には、2人以上の社外取締役が必要となる。取締役監査等委員には3人が就任。社外取締役は、JR九州会長の唐池恒二氏と公認会計士の日向淳氏を迎え、HTB経理部長の森裕幸氏も就く。
 株式上場をめぐっては、昨年、前社長の澤田氏が「3年後に東証1部への上場を目指す」と宣言。今年5月に社長を引き継いだ坂口氏も目標に掲げ、準備を進めていた。