フリーエージェント市場の「ボラス物件」 有力3選手の行方は?

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敏腕代理人として知られるスコット・ボラスは、およそ72時間のうちにアナハイム(アンソニー・レンドン)、ワシントンD.C.(スティーブン・ストラスバーグ)、ニューヨーク(ゲリット・コール)で入団記者会見に出席するという忙しい日々を過ごしている。フリーエージェント市場に残る有力選手のうち、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ダラス・カイケル、ニコラス・カステヤーノスの3選手はいずれも「ボラス物件」であり、その動向に注目が集まっている。

ボラスによると、柳とカイケルについては、獲得を希望する球団との契約交渉が順調に進んでいるようだ。コールとストラスバーグのほか、ザック・ウィーラー(フィリーズ)、マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)、コール・ハメルズ(ブレーブス)といった有力投手が次々に市場から消えたという事情も、両左腕の契約交渉の進展を後押ししていると見られる。

柳にはドジャース、エンゼルス、ツインズなど、カイケルにはパドレス、エンゼルス、ホワイトソックスなどが関心を示していることが報じられている。ボラスは「各球団は自軍のニーズをしっかり把握している。我々は契約成立に向けて選択肢を狭めつつある。早いうちに契約がまとまると思う」と話しており、近日中に契約合意が報じられる可能性もありそうだ。

一方、カステヤーノスについては、契約成立の見込みが立っていないようだ。ボラスが「投手、捕手、中堅手の市場は素早く動いたんだけどね。投手は競争相手が多いから、各球団はどうしても投手優先になってしまう」と話したように、市場全体がスムーズに動いているなかで、外野の両翼を守る選手の市場はほとんど動いていない状況。ただし、アビサイル・ガルシア(ブリュワーズ)の契約成立をきっかけに市場が動き出すかもしれない。

市場にはまだ、カステヤーノスのほかにも、マーセル・オズーナ、コリー・ディッカーソン、ヤシエル・プイーグ、コール・カルフーンといった主力クラスの外野手が残っている。なお、カステヤーノスにはジャイアンツ、カブス、ダイヤモンドバックスなどが関心を示していることが報じられているものの、現時点では交渉が進展している様子は伝わってこない。