松下奈緒が「ガイアの夜明け」初取材!「好奇心を持って臨みたい」

テレビ東京系で、2020年1月7日よりリニューアルスタートする経済報道ドキュメンタリー「日経スペシャル ガイアの夜明け」(火曜午後10:00)で、新たな「案内人」となる女優の松下奈緒が初めて現場取材を行い、収録後の会見で意気込みを語った。

本番組は、17年以上続いているドキュメンタリー番組。日本のみならず地球規模で起きているさまざまなテーマを「経済」「ビジネス」の視点で見つめ、問題解決に奮闘する人々を取材するもの。松下は視聴者の「目線」で企業などが取り組む新たなサービスや商品開発の現場などを取材。ドキュメンタリー番組の主人公がかける熱い思いや知られざるエピソードを引き出すほか、時に複雑で難解な経済やビジネスにまつわる背景なども、さらに分かりやすく深掘りしていく役割を担う。

今回、案内人就任の話を受けたことについて、松下は「びっくりしました。『ガイアの夜明け』と聞くと、やっぱりこの字(番組ロゴを指して)を見ていたということももちろんありますし。実際、今回その案内人としてこの番組でお世話になれるということで、非常に驚いたとともに、すごくうれしかったです。案内人をさせていただくというお話をいろんなところでさせていただくと、皆さん一番食いついてくれるというか(笑)、『あ、そうなの! すごいね!』って言っていただけるので、やっぱりそれだけ皆さまに愛されている番組なんだなということも感じながら、うれしいと同時に『頑張らなきゃな』という気持ちにもなっていました」と喜びと意気込みを語った。

そして、本番組での初の現場取材を終えて「今日、初めての取材だから『こういうことやろう』『こういうこと聞いてみよう』と頭の中にはあったりはしたんですけれども、実際にお会いして話していくと、自然と私自身もすごい興味が湧いてきて、いろんなことを聞いてみたいなとか、『こういう時はどうしてたんですか?』『何が一番大変ですか?』とか。今日、お会いした方も、多分私と同じくらいの年齢か世代の方だと思うんですけれども、自然にお話しもしてくださいましたし、それがあったから私もうまくいろんなことを聞き出せたり、興味をもたせてもらえたなという感じがすごくあったので。こういうことをずっとどんなジャンルであっても、どんな方であっても、この気持ちのまま番組を通して私も知っていければ、すごく素晴らしいすてきな番組になるんじゃないかなというのを今日、初日に感じられたので、それをかみ締めながらのロケだったので、非常に良いスタートを切れたんじゃないかなと思っています」と自信につながる感触を得た様子。

今後取材してみたいテーマについて「今、私がいる環境の中で知らないことの方が絶対的に多いと思うんですよね。やっぱり“知らないと思うことを知りたい”と思うことを私も一つテーマとして、この番組をやらせていただく中で持っていることの一つでもありますし、だから『こういうことはイヤだ』というのは一切なくて、やっぱり知ることって、本当に楽しいことなんだなということは、今日1日だけでも感じられたので、そこは何でも好奇心を持って勉強しながらも、現場に行った時は自然な会話になれるような、そういう知識をもって臨みたいなと思います」と意欲を見せた。

新たな案内人として番組を楽しんでもらうポイントについて、「どういうことを入り口にするかだと思うんですよね。だから『経済です! 株です!』とかになってしまうと、それだけで『何となく難しそうだな』ってちょっと萎縮する部分があるんですけど。もっとフラットに入りやすいところから『あ、これ経済の話だったんだ』って最終的に落ち着けるような入り口があったらいいのになって、私も多分、難しいなと思う番組を見るとそう思うので、そういうところはかみ砕いて、最終的に落ち着くところが『経済の話でした』っていう。私たちが知らないやり方で経済を良くしようとしている方たちがたくさんいると思うので、そういう、今まで知らなかった『こんなことがあったんだ』というところからの経済に結びつくような、そういうお話の進め方というのも、一つもしかしたら興味を持ってもらえるかもしれないなとは思っています」と話した。

取材にあたって事前に準備したことなどについて「番組の皆さんが資料をいくつか用意してくださいまして、それを元に、本当にそこだけでも非常に興味をひかれる内容ではあったのですけど、それを読み込んで。一応台本というものも存在して、それを一応頭に暗記して入れてはいたんですけれども、実際に会ってお話しを聞いていくと、台本に書かれていたことで聞きたいこと以上に聞きたくなるという非常に不思議な感覚だったので。もちろん読むものは読むものとして自分の中にちゃんと落としこもうという気持ちはありますけど、それだけじゃなくて、そこから派生してくる、その時の生の声っていうのもすごい大事なんだなって思ったので。勉強しすぎてということよりも、もうちょっと余白を持って挑むインタビューだったり、そういうものに臨んでいくことの方が生っぽいというか、ドキュメンタリーぽいのかなというのを今日初めて感じました」と実感を込めて明かした。

最後に番組のリニューアルにちなみ、松下自身が新年からリニューアルスタートしたいことについて「はい、料理です(笑)。食べることはすごい好きなんですけど、作ることは今まで人生でそんなにしてきていなかったので、自分のリニューアルということで、家事の一つぐらいできてもいいんじゃないかなと思いますので、“食べること”というところから“作ること”にちょっと目を向けていきたいなと、健康のためにもそんなふうに思います」と笑顔で語り、「今回この番組に参加させていただけるということに非常に緊張しながらも今日初めて取材させていただいて、私自身も何かたくさん勉強させていただけるような、そんな番組になっていくのではないかなというのを身を持って体験させていただきました。今までどおり『ガイアの夜明け』を愛していただきたいなと思いますし、もちろん若い世代の方にも、ぜひ見ていただきたいなと思います。そして難しいことを難しいと思わずに、興味を持っていただけるように私自身も頑張りたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします」と締めくくり、メッセージを送った。

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