長崎県がインフル流行注意報 例年より早め 「手洗い」「外出時マスク」呼び掛け

 長崎県は19日、インフルエンザの流行注意報を発表した。県内70の定点医療機関から9~15日に報告されたインフルエンザの患者数は849人で1医療機関当たり12.13人となり、注意報レベルの10人を上回った。注意報の発表時期は例年よりやや早めという。
 保健所管内別の1医療機関当たりの患者数は、県南(島原市、雲仙市、南島原市)が最多の20.0人。上五島(小値賀町、新上五島町)17.67人、長崎市16.53人が続いた。年齢別でみると、直近5週間では0~6歳が全体の33%、7~9歳が20%を占めている。
 県医療政策課によると、流行のピークは例年1~2月。県は今後、流行拡大が予想されるとして、せっけんでしっかり手を洗ったり、外出時にマスクをしたりするなどの対策を呼び掛けている。

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