「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」伊藤健太郎がムロツヨシにもらったご褒美とは?

「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」伊藤健太郎がムロツヨシにもらったご褒美とは?

「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合)のチームが手掛ける長編ドラマ「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」。インターネットTVガイドでは、今作に出演する豪華メンバーのインタビューをお届け。2組目は、豪商の用心棒を務める甲賀忍者2人組・日向役のムロツヨシさんと、数馬役の伊藤健太郎さんが登場!

──撮影中とのことですが、第1弾からの変化はあるのでしょうか?

伊藤「前回は数馬がサイボーグみたいな人物だったんですけど、今回は感情が出せるようになって成長しました。いい意味で変化した数馬の姿を見せられたらと思っています」

ムロ「数馬の成長に便乗して、日向は全然動かなくなります(笑)。アクションはすべて任せ始めるけど、指示はするという…」

伊藤「今回は殺陣がないですもんね」

ムロ「(きっぱりと)ないね! ただ、心の中でやってるけどね!」

伊藤「心の中でやってる…?」

ムロ「『やれ! 待て!』と言って、数馬を見ている時に心の中でやってるよ」

伊藤「僕のアクションシーンがあると、ムロさんだけ先に帰るという…」

ムロ「あははは」

伊藤「それで内村(光良)さんと『あのおじさん、どこに行きました?』って…(笑)」

ムロ「それがまず第1弾との大きな違いですね。確かに数馬の感情が表に出るとともに、日向も任せ始めるので。右左エ門(内村)の敵役だったのに、面白い方向で凸凹コンビになり始めたなと」

──今回は日光で撮影されたそうですが、その中で思い出に残っていることはありますか?

ムロ「健太郎くんと、ステーキを一緒に食べました(笑)。僕らは夜のシーンが多くて、座長の内村さんには申し訳ないんですけれども、内村さんが昼間に撮影している時に『昼ごはんどうする?』って。前回共演した時から、健太郎くんはステーキが好きだと言っていて…」

伊藤「あははは」

ムロ「焼き肉よりも分厚いステーキが好きらしいので、日光でステーキ屋さんを探し、健太郎くんをもてなしたと」

伊藤「2皿食べましたね」

ムロ「『アクションをよくやったね』というご褒美を…」

伊藤「最高でした! びっくりするくらい、おいしくて。地元の人に聞かないと分からない場所にあるんですけど、地元の消防隊の人たちが来ていたので、これは間違いないなと」

ムロ「あ…本当は撮影のことを聞きたかったですよね。でも、一番となるとステーキなんですよね(笑)。撮影は高いところでのシーンが多かったです。怖かったけど、そこは忍者らしくを心掛けてやりました。あとは前回と同様、日光でも雨との戦いがありました。健太郎さんが雨男だって…」

伊藤「違います! 僕は晴れ男なんですけど、誰かがそうなんでしょうね」

ムロ「組み合わせもあるからね。一応、僕も晴れ男で通ってるんですよ。第1弾から出ていて日光にいたのは、内村さんと僕と健太郎くんだけなので…」

伊藤「僕が雨男です!(笑)」

ムロ「…そんな戦いもありまして、スタッフと一致団結でやっております」

──息の合った掛け合いを見せていただきましたが(笑)、お互い頼りになるな、カッコいいなと思うところはどこでしょうか?

ムロ「健太郎くんといると、僕は気楽にいられます。関係性として“ザ・後輩”ということでもないですし、ほどよい関係でずっと無言でもいられるので楽ですね」

伊藤「ありがたいです。ムロさんは周りをしっかり見られているなと思っていて、何かがあったらキャストとスタッフ全員に集合をかけて場をまとめてくださるので、尊敬しています」

ムロ「…ちょっとお芝居のことについても、コメントをもらっていいですか?」

伊藤「やっぱり抜群の演技で…」

ムロ「あははは。先輩の芝居を取材で『抜群』と評するのは、うそでしかないからね! 抜群って言葉がそんな簡単に出る?」

伊藤「(笑)。第2弾で数馬が成長しているということもあるので、第1弾から相変わらずの頭領としていてくれたので、そこは安心感がありました」

ムロ「前よりも味があってすごいなと思って見ています。いい意味での変化もありますし、どんどん落ち着きも出てきて…。そういえば今日話していたんだよな、『恐怖心を忘れちゃいけないな』って」

伊藤「そうですね」

──何やら深い話のようですね。

ムロ「深そうに聞こえるように言いました。『アクションで恐怖心を忘れちゃダメらしいですよ』という話になって、『芝居と一緒だな』と。ちょっと深い話っぽいことをして…。実はそこまで深い話はしてないです(笑)」

──お二人はさまざまな作品で共演されていますが、この作品でコンビを組んでみての感想を教えてください。

ムロ「やりやすいことはもちろんですけど、見てきた作品も、世代も違うことを考えるとやりにくいということが少ないなと。違うドラマで共演しているのも大きいかもしれないですね。それに健太郎くんが『LIFE!』で初めてコントをやった時に僕が一緒だったんですけど、そこから信頼関係があって自然にできているんだと思います」

伊藤「ベテランで実績もある役者さんなのに、ガチガチに緊張せずにいられる距離感を作ってくださるので、あらためてありがたいなと思います」

ムロ「器が大きいということなのかなぁ(笑)」

──お二人のシーンで、「ここを見てほしい!」という部分はどこですか?

ムロ「前回のラストシーンで、怒って紙を破るところなのに、僕が紙を破れなくてムカついていたらOKが出ちゃったんです。それは健太郎くんが『今のは日向っぽくってよかったですよ』と言ってくれたことから、そのシーンが生まれて。今回も最後がどうなるのか分からないんです。僕らもまだ見ていないので楽しみにしているんですけど、皆さんにも僕らの行く末を楽しみにしてほしいです」

伊藤「今回は、殺陣を結構頑張ったので注目していただけたらうれしいです。数馬の見せ場はそこだったりするので」

ムロ「そうね! 量が多いし、いろんな人とやってたもんね」

──殺陣の話が出ましたが、伊藤さんは利十郎役の黒羽麻璃央さんや、くノ一のアヤメを演じる杉咲花さんと戦う場面がありましたよね。(黒羽さんのインタビューはこちら

伊藤「黒羽さんと共演するのは2回目なんですけど、きちんと芝居をするのは初めてでした。利十郎が使う刀は長いので、距離感が大丈夫かなと。アクションは信頼関係が大事なので、不安はあったんですけど、割と早い段階で打ち解けました。撮影中にご飯を食べたことがあったので、それがよかったんだろうなと思います。杉咲さんとは、これから殺陣をやるんです。アクションを合わせる練習をした時に、動きが非常によかったので楽しみにしています」

ムロ「僕が一つ言えることは、衣装、メーク、カツラの女性スタッフが『健太郎くんが、すごくかっこよかった』と僕に言いに来たということです」

──ありがとうございました!(笑)。

お二人のトークが漫才の掛け合いのように面白く、普段から仲がいいことがうかがえるインタビューとなりました。

さて、第1弾では右左エ門と対立していた日向と数馬ですが、今回は右左エ門とどのように関わってくるのでしょうか? ムロさんもおっしゃっていましたが、感情が出せるようになった数馬とアクションを全くしない日向の凸凹コンビっぷりにも注目です。

【番組情報】


「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」
NHK総合
12月26日 午後10:00~11:15
NHK BS4K
12月31日 午後3:00~4:25

NHK担当 K・H

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