【プレミアリーグ】波紋を呼んだエジルのウイグル弾圧批判…中国サッカーゲームから削除される事態に

ウイグル弾圧批判で揺れるアーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルは、人気モバイルサッカーゲーム「プロ・エボリューション・サッカー」の中国版から削除された。

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トルコ系イスラム教徒であるエジルは先週、新疆ウイグル自治区における中国政府のウイグル人弾圧を非難するコメントをTwitterに投稿。「コーランが燃やされ、モスクが閉鎖され、イスラム神学校が閉校させられ、聖職者たちが次々に殺され、兄弟(イスラム教徒)たちが強制的に収容施設へ送られている…。それなのにイスラム教徒たちは沈黙している。彼らの声が聞こえてこない」と批判した。エジルの発言に対し、オンラインゲーム大手の網易は中国のSNSで声明を発表。「中国のファンの気持ちを傷つけ、スポーツの愛と平和の精神を侵害した」と綴っている。

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アーセナルはエジルのウイグル弾圧批判について距離を置いているが、政治的発言は世界中に飛び火し、アメリカの国務長官マイク・ポンペオ氏がTwitterで反応。「中国共産党のプロバガンダは、シーズンを通してエジルの試合を検閲できるが、真実が勝つだろう。中国共産党はウイグルや他の宗教的信仰に対する人権侵害を隠す事は出来ない」と述べている。

エジルが中国サッカーゲームから削除される

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