12月18～19日の2日間に北海道内で5件5人の交通死亡事故が発生し、2019年計150人となりました。353日目での150人到達は2016年より1日早くなっています。前年同日比＋13、特に7年ぶりとなる全道交通死亡事故多発警報が2度出されるなど、7月以降の下期で＋22と激増しています。また、うち65歳以上の高齢者は少なくとも82人と半数超を占めています。
都道府県別での交通事故死者計150人到達は、千葉県(11/30)に次いで2道県目です。
なお北海道知事は20日、今年8月、10月に次いで3回目となる「全道交通死亡事故多発警報」を発表し、31日まで街頭活動や広報活動等の緊急対策を推進しています。
【北海道内での2019年交通事故死者数】(12月19日現在：速報値)
・ 1月： 5人(－12) うち高齢者4人(－1)
・ 2月： 4人(－6) 3人(－4)
・ 3月：11人(＋5) 7人(＋4)
・ 4月：10人(＋7) 7人(＋4)
・ 5月：12人(－8) 5人(－7)
・ 6月：11人(＋5) 6人(＋1)
・ 7月：16人(＋3) 9人(＋2)
・ 8月：16人(－2) 7人(－1) 08/09～/20 多発警報
・ 9月：20人(＋8) 9人(＋4) 09/11 緊急メッセージ発表
・10月：21人(＋12) 11人(＋4) 10/30～11/10 多発警報
・11月：15人(±0) 9人(＋2)
・12月： 9人(＋1) 5人
・2.35日に1人の割合(上期3.41日/下期1.77日)
・都道府県別：総数2位 増減数2位 増減率11位 人口10万人比31位
・年間死者数：2018年141人 17年148人 16年158人 15年177人 14年169人
うち高齢者： 79人 76人 83人 96人 75人
※北海道における「全道交通死亡事故多発警報」発表基準
・3日間で5件以上、または2件以上で6人以上の交通死亡事故が発生したとき
・上記のほか、交通死亡事故の発生状況により特に必要と認めるとき
【都道府県別ワースト3】年間［上期／下期］
＜総数＞
1位：167人 千葉県(－10) ［68人 千葉県(－23) ／99人 千葉県(＋13)］
2位：150人 北海道(＋13) ［67人 神奈川県(－4)／97人 北海道(＋22)］
3位：149人 愛知県(－33) ［61人 埼玉県(－28) ／89人 愛知県(＋2)］
＜増減数＞
1位：＋19 滋賀県(55人) ［＋20 滋賀県(36人)／＋22 北海道(97人)］
2位：＋13 北海道(150人) ［＋10 京都府(26人)／＋13 千葉県(99人)］
3位：＋12 鳥取県(31人) ［＋ 9 徳島県(22人)／＋ 9 沖縄県(24人)］
＜増減率＞
1位：鳥取県(63.2％) ［滋賀県(125％)／鳥取県(63.6％)］
2位：滋賀県(52.8％) ［徳島県(69.2％)／沖縄県(60％)］
3位：島根県(31.6％) ［京都府・鳥取県(62.5％)／島根県(44.4％)］
＜10万人比＞(総務省統計局人口推計2018/10/01現在)
1位：鳥取県〈5.54人〉［徳島県〈2.99人〉／鳥取県〈3.21人〉］
2位：徳島県〈5.3人〉 ［滋賀県〈2.55人〉／高知県〈2.97人〉］
3位：高知県〈4.67人〉［栃木県〈2.36人〉／香川県〈2.6人〉］
