積極補強のレッズがスター遊撃手・リンドーアの争奪戦に参戦

関係者によると、レッズはフランシスコ・リンドーアのトレードについて、インディアンスとの交渉を行っているようだ。レッズは今オフ、マイク・ムスターカスとウェイド・マイリーを獲得するなど積極的な補強を展開しており、スター遊撃手の獲得によってさらなる戦力アップを狙っていると見られる。なお、リンドーアの獲得にはドジャースとパドレスが興味を示していることがすでに報じられている。

レッズは昨オフからトレードに関して積極的な姿勢を見せており、昨オフはドジャースからヤシエル・プイーグを獲得。今季途中にはそのプイーグを三角トレードで放出してインディアンスからトレバー・バウアーを手に入れた。今オフはトレード以外でも積極的な補強を展開し、正二塁手としてムスターカスを4年契約で迎え入れたほか、先発投手陣にはアストロズからフリーエージェントとなったマイリーを獲得。現在は強打の外野手の補強を目指していることが報じられているが、外野手ではないものの、強打者の補強としてリンドーアに目をつけたようだ。

ニック・クロールGMは、強打者の獲得について問われた際、「トレード市場でもフリーエージェント市場でも、このチームをより良くできるのであればどんなことでもするよ」とコメント。「トレードを成立させるためには、トレードを望んでいる相手が必要だ。トレードは相手球団次第という部分もあると思う。トレードの交渉も行っているし、フリーエージェント市場もチェックしているよ」と語り、引き続きトレード市場とフリーエージェント市場の両方でチーム強化の可能性を探っていく方針を明らかにした。

レッズにはニック・センゼル、ジョナサン・インディア、ハンター・グリーン、ニック・ロドーロといった若手有望株がおり、これらの選手の放出を躊躇しないのであればリンドーアの獲得は可能であると見られている。リンドーアをめぐるインディアンスとのトレード交渉の行方には、大きな注目が集まることになりそうだ。

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