CEISとHSFの指数報告書が中国でのゴム、ビンロウジ、沈香の生産傾向を公表

CEISとHSFの指数報告書が中国でのゴム、ビンロウジ、沈香の生産傾向を公表

AsiaNet 82209(2575)

【海口(中国)2019年12月19日新華社=共同通信JBN】Xinhua-HSF天然ゴムシリーズ価格指数(Xinhua-HSF natural rubber series price indexes)(2018-2019)の年次報告書によると、天然ゴムの総供給は2020年第1四半期に引き締まると予想され、ゴム価格の継続的上昇につながりそうである。この報告書は、中国南部の海南省でこのほど開催された2019 Boao Forum for Entrepreneurs(2019年ボアオ起業家フォーラム)で、新華社の中国経済情報社(China Economic Information Service、CEIS)とHaiken Group(HSF)が共同で発表した。

報告書によると、世界的規模での天然ゴムの十分な供給は大規模な生産能力により短期的には続く。両社は同フォーラムで、2018-2019年のビンロウジ産業に関する報告書も公表した。同報告書によると、ビンロウジの買い取り価格は、需要側の大幅な増加がないと、今年12月に低下するとみられている。

一方、CEISと海南省澄邁県政府は、沈香産業の気候指数に関する報告書を発表した。同報告書によると、2020年上半期における中国の沈香産業の気候指数は100ポイントを大きく上回る130.19ポイントになり、国内の沈香企業の業界発展への期待が高いことを示している。

澄邁県のヘ・チュンロン副県長は「澄邁県は『中国の沈香のふるさと』である。過去3年間で澄邁の沈香栽培面積の平均年間増加率は10.17%だった」と話した。

CEISのクアン・レチェン副社長は、ゴム、ビンロウジ、沈香の各指数の継続的発表は、海南の特産農産物のブランド作りに貢献する、と語った。

CEISは新華社の経営情報事業の総合的な管理・運営を担う中核組織である。同社は4つの主要な情報サービス・プラットフォーム、すなわち、国内金融情報プラットフォームのXinhua Finance、「一帯一路」主体の総合情報サービス・プラットフォームのXinhua Silk Road、国内信用情報サービス・プラットフォームのXinhua Credit、そしてXinhua Indicesに取り組んでいる。

海南省人民政府直属の国有企業であるHaiken Groupは、天然ゴムと熱帯農業、牧畜、観光施設、交易物流、金融サービスの健全な産業基盤を持っている。

ソース:China Economic Information Service (CEIS)

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http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=353928
(ゴム、ビンロウジ、沈香指数の報告書が2019年12月1日、中国南部の海南省ボアオでのフォーラムで発表される)