九州文化学園小中学校 人工芝グラウンド完成 「縦横無尽に走り回って」

完成したばかりの人工芝のグラウンドで、元気いっぱいに体を動かす子どもたち=佐世保市、九州文化学園小中学校

 長崎県佐世保市花園町の九州文化学園小中学校(百津眞人校長、36人)に、佐世保市内で珍しい人工芝のグラウンドが完成した。授業や行事で活用するほか、この春創部した九州文化学園高サッカー部が練習をする。地域の要望に応じ開放するという。
 同校はこの春に開校。小学1年の18人と中学1年の18人が通っている。グラウンドは身体的な負担の軽減などを目的に整備。広さは4875平方メートルあり、1周150メートルのトラックや、小学生用サッカーコートとしても利用できる。
 19日にグラウンド開きがあり、子どもたちや学校関係者ら75人が出席。九州文化学園の安部直樹理事長は「素晴らしいグラウンドができた。縦横無尽に走り回ってほしい」とあいさつした。
 この後、陸上教室が開かれ、五輪の1600メートルリレーなどに出場した田端健児さん(45)が子どもたちに速く走る方法を教えた。小学1年の宇野充穂君(7)は「鬼ごっこをして、みんなと仲良くしたい。五輪のリレー選手になって、金メダルを取りたい」と、夢を膨らませていた。
 高校サッカー部の村田豊主将(16)=2年=は「みんなで競い合い、県高総体では、まずは1回戦を突破したい」と話した。

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