ロイヤルズがフランコと1年295万ドルで合意 正三塁手として起用

日本時間12月20日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ロイヤルズはフリーエージェントの三塁手、マイケル・フランコと1年295万ドル+出来高105万ドルで契約合意に達したようだ。ロイヤルズは低コストで獲得できる正三塁手候補を探していたが、そのニーズに合う補強を実現させた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

現在27歳のフランコは、フィリーズの将来を担う大型三塁手として期待され、2014年にメジャーデビュー。翌2015年に80試合で打率.280、14本塁打、50打点、OPS.840をマークし、さらなる成長に期待がかかったものの、その後は伸び悩みが続き、今月初めにノンテンダーFAとなっていた。

今季のフランコは、123試合に出場して打率.234、17本塁打、56打点、OPS.705をマーク。開幕から2試合連続本塁打の好スタートを切ったが、その勢いも長くは続かず、例年通りのシーズンとなった。100試合以上に出場したシーズンでは、2016年に記録した25本塁打と88打点、2018年に記録した打率.270とOPS.780が自己ベストの数字となっている。

フランコが三塁のポジションに入ることにより、ハンター・ドージャーは外野の両翼のどちらかに固定される見込み。トレードの可能性が取り沙汰されているウィット・メリフィールドが正中堅手となり、外野の残り1枠は、現時点では右打者のババ・スターリングと左打者のブレット・フィリップスの併用が濃厚だ。ただし、自軍からフリーエージェントとなったアレックス・ゴードンが来季も現役を続行する場合、正左翼手としてチームに戻ってくることが確実視されている。

なお、正三塁手としてフランコを獲得することを決めたロイヤルズだが、ブリュワーズからノンテンダーFAとなったトラビス・ショウも獲得候補に挙がっていたことが報じられている。

© MLB Advanced Media, LP.