「SEDAI WARS」イベントで山田裕貴が爆笑! 共演の出合正幸が会場を爆走!!

MBSほかで2020年1月にスタートする連続ドラマ「SEDAI WARS」(MBS=1月5日スタート・日曜深夜0:50、TBS=1月7日スタート・火曜深夜1:28)の制作発表上映会が行われ、主演を務める山田裕貴と坂本浩一監督が登壇した。

本作は最強の“世代”をバトルアクションで決める異色のオリジナルドラマ。近未来の日本で、内閣総理大臣に代わって日本を治める大統領を決める「SEDAI WARS」の開催が発表され、団塊、バブル、ロスジェネ、ゆとり、ミレニアルの五つの世代の代表者“SEDAI(セダイ)”が、VR空間内でバトルロイヤルで争うことになる。

SEDAIに選ばれてしまったゆとり世代の主人公・柏木悟を演じる山田は「出世欲も上昇志向も競争意識もやる気もない悟は、僕が今まで演じた中で一番ナヨナヨした役柄だと思います。そんな僕の姿やアクションも見どころですが、“何が世界を変えていくのか”というのが大切なことだと思いますので、そういった部分にも注目してもらえたらいいなと思います」と物語のポイントを紹介。坂本監督は「ドラマならでは世界観を楽しんでもらいたい。皆さんが想像する世界観とはだいぶ違うと思いますので」と予想を裏切る展開を予告。すると山田が「先に言っておきますが、僕がかっこいいシーンは一切出てこないです」と宣言すると、坂本監督が「でもかわいいシーンがいっぱいあります」とフォロー。山田は「かわいいシーンがいっぱいあるらしいです!」と笑顔を見せた。

「海賊戦隊ゴーカージャー」から始まり、坂本監督とは4度目のタッグという山田。「デビュー作からお世話になっている監督なので、成長したところを見せられたらいいなと思いながら現場に挑んでいました」と話すと、坂本監督は「定期的にお仕事しているんですが、お仕事をするたびに大きい存在になっていて。信頼感も含めて『はい、もう自由にどうぞ』っていう感じです」と笑顔。現場の雰囲気はとてもいいそうで、山田は「監督はずっと笑っていたし、本当に楽しみながら撮影したんですが、それが身内だけが盛り上がるものではなく、きちんと視聴者の皆さんに伝わるものになっていればいいなと思っています」と気を引き締めた。

また、ユニークなキャラクターがそろっている中でも、ロスジェネ世代で「スケバン刑事」をまねたキャラクターを演じる出合正幸が特に面白いという山田は、撮影中に出合が技を繰り出すシーンで叫んだ「やあーい!」という掛け声に大爆笑したと告白。そして会場に来ていた出合を呼び込み、会場の後ろにいた出合が「やあーい!」と叫びながら壇上まで走って登場すると、観客も大爆笑。「皆さん山田裕貴くんを見に来たのにごめんなさいね。服の色もかぶっているし…」と恐縮しながらあいさつすると、「なんでペアルックみたいになってるんですか!」と山田がツッコミ、MCも「付き合っているみたいですね」とはやし立てた。

そして、イベントには主題歌を担当するBlue Vintageも登壇。初めての主題歌で気合を入れて曲作りしたという2人は「世代間の闘いの歌でもありますが、女子高生が朝起きて学校に行くことも、社会人が満員電車に乗って会社に行くことも闘いの一つだと思います。そんな日常の生活の中で闘っている皆さんのガソリンだったり、応援歌になればうれしいです」とコメント。山田が「自分のキャラは全然かっこよくないのに、オープニングで曲に合わせた姿を見たらすごくかっこいい人間に見える」と話すと、坂本監督も「映像にはめたらバッチリはまるし、耳に残るので自然と口ずさんでしまう。かっこいい曲です」と絶賛した。

最後のあいさつで山田は「僕が演じた柏木悟は、本当に何の武器も持ってない人。かっこよくないし強くない。でも人間が生きていく中で一番大切なことは、人とのつながりを大切にできること、人の心だと思います。人が世界を変えていくんだと思うんです。そういう男の生きざまがかっこよく見えたらいいなと思いますし、僕もそうやって生きています。そんな部分を見ながら最後まで楽しんでいただけたらうれしいです」と熱くコメント。出合の登場もあり、終始笑いが絶えなかったイベントに「こんな舞台あいさつないと思います!」と語り、舞台を後にした。

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