裁判傍聴芸人・阿曽山大噴火が 猟奇的殺人鬼「テッド・バンディ」の繰り広げた前代未聞の裁判を徹底解説!

1970年代アメリカ、30人以上の女性を惨殺したとされるテッド・バンディ。IQ160の頭脳と美しい容姿で、司法・メディアを翻弄し、“シリアルキラー”の語源になった稀代の殺人鬼。女性からは恐怖の対象でしかないはずだが、刑務所には連日多くのファンレターが寄せられるなど、魅惑的なカリスマ性も持ち合わせていた。3度死刑判決を受けるものの、無罪を主張。法律を学んでいた彼は、ついには自らが弁護人となり法廷で徹底抗弁を繰り広げたのだ。

本作では、世界を震撼させた殺人犯の裏側へと迫ると共に、バンディの長年の恋人の視点を通して善人としての姿を描き、観客を予測不可能な迷宮に誘い込んでいく。主演は、今までの“爽やかアイドル”系イメージを完全脱却し、演技派俳優としての評価を一気に高めているザック・エフロン。テッド・バンディを愛してしまったヒロインにリリー・コリンズ、判事役に名優ジョン・マルコヴィッチなど豪華キャストが充実の演技を見せる。監督はドキュメンタリーの分野で高い評価を受けるジョー・バリンジャー。記録映像やインタビューなどを通してバンディに迫ったNetflixオリジナル作品「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」でも監督を務め、劇映画とドキュメンタリーシリーズ、両方のスタイルで“悪のカリスマ”とも評される人物を徹底的に掘り下げていく試みに成功した。

この度、「エンタの神様」などで裁判傍聴芸人として活躍している阿曽山大噴火が、本作で繰り広げられる殺人鬼テッド・バンディの裁判を解説する特別動画が公開された。

裁判の様子をスケッチブックに描き、それをネタとする阿曽山大噴火。いつもは法廷で目にする裁判ですが、今回は1979年に起きた裁判を劇中で観て紙芝居に仕上げた。性犯罪の極悪でありながら頭のキレる、二面性をもった人物、というのが阿曽山大噴火の持っているテッド・バンディの印象で、「不安もあり期待もあった」と本作鑑賞前の気持ちを述べている。映画『テッド・バンディ』において、裁判シーンは他のシリアルキラー作品と確実に一線を画す大切なシーン。これを見れば他の殺人鬼と比べ、突出してこのテッド・バンディという人物が頭脳明晰であり、他者からの信頼を得ること長け、長年に渡り社会を欺くことのできる才能を持っていたことが一目瞭然。今回解禁になった特別映像は裁判の途中まで。裁判官は最後にバンディに何と告げたのか?気になる判決は是非劇場で。

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