街に共生の輝き 手作りイルミネーション 秦野

公園を照らす多彩なイルミネーション=秦野市立さかえちょう公園

 神奈川県秦野市内の14の障害者施設の利用者らが手作りしたイルミネーション作品が24日まで、市立さかえちょう公園(同市栄町)に飾られている。地元の商店街や自治会の作品も加えた16作品が、夜の公園をきらびやかに彩っている。

 「大道(だいどう)イルミネーションフェスティバル」は3日から9日までの障害者週間に合わせ、市障害者地域生活支援推進機構が運営する地域作業所兼店舗「ともしびショップゆめ散歩」や大道商和会、大道自治会が主催。今回で10回目を迎えた。

 先端に星がきらめく高さ約4メートルのクリスマスツリーやサンタクロースを模したもの、青い光が流れるように点滅するトンネルの形状をしたものが点灯し、来場者はスマートフォンで撮影したり、丹念に作り込まれた作品に見入ったりしていた。

 市内の公務員女性(45)は「こんなに盛大とは知らず、驚いた。色が変化するイルミネーションがきれい」と感激した様子。市立小の児童(7)は「飾りがいっぱいあって、浮き浮きする」と笑顔を見せた。

 点灯は日没から午後8時まで。

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