ツインズがリリーフ右腕・クリッパードを1年275万ドルで獲得

日本時間12月21日、ツインズはフリーエージェントのリリーフ右腕、タイラー・クリッパードと1年275万ドルで契約を結んだことを発表した。クリッパードにとってツインズは10球団目となり、ツインズの一員として登板すれば、10球団以上でプレイした史上25人目の投手となる。なお、先日契約合意が報じられたセルジオ・ロモと1年500万ドル+球団オプション1年で正式に契約したことが発表されている(両者の契約内容は現地の報道による)。

現在34歳のクリッパードは、ナショナルズに在籍していた2010年からインディアンスでプレイした今季まで10年連続で50試合以上に登板している鉄腕であり、10年連続50試合以上を継続しているのはメジャーで唯一。10年間のうち、70試合以上に登板したシーズンが6度、60試合以上に登板したシーズンが9度もある。3月にマイナー契約でインディアンスに加入した今季はAAA級からのスタートとなったものの、4月下旬にメジャー昇格を果たし、53試合に登板して62イニングを投げ、1勝0敗、8ホールド、防御率2.90、64奪三振、WHIP0.85の好成績をマークした。

2007年にヤンキースでメジャーデビューを果たしたクリッパードは、翌2008年から2014年まで7シーズンにわたってナショナルズで活躍したが、その後は2015年にアスレチックスとメッツ、2016年にダイヤモンドバックスとヤンキース、2017年にヤンキース、ホワイトソックス、アスレチックスでプレイするなど毎年のように所属チームを変えており、昨季のブルージェイズが8球団目、今季のインディアンスが9球団目、そして来季のツインズが10球団目となる。

なお、クリッパードは2010年から今季までの10年間で698試合に登板しており、これは2010年代メジャー最多の数字である。ちなみに、ロモも629試合で3位にランクインしており、ツインズはメジャーを代表する鉄腕2人をブルペンに加えることになった(ロモはフリーエージェントとなったあとの再契約)。

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