女子少年院に密着取材 記録映画「記憶」22日上映

映画「記憶」の中で中村監督が少女にインタビューする場面(記憶製作基金事務局提供)

 横浜市都築公会堂ホール(同市都筑区茅ケ崎中央)で22日、ドキュメンタリー教育映画「『記憶』少年院の少女たちの未来への軌跡」(中村すえこ監督)の上映会が開かれる。「記憶」製作基金の主催で横浜総合探偵社共催。プロデュースジャパン後援。

 15歳で女性暴走族の総長となり、事件を起こして少年院送致となった経験を持つ同監督が、女子少年院を1年にわたり取材。4人の少女が語る赤裸々なストーリーを通じ、少年院を取り巻く社会の実情を映し出す。

 「出院後の立ち直りが難しい現状がある。社会復帰支援や矯正教育の必要性など考えるきっかけにしてほしい」と同監督は作品への思いを語り、幅広い年代層の来場を呼び掛ける。

 上映終了後には約30分の舞台あいさつを予定。映画製作の背景や思いを監督自ら来場者に伝える。定員600人。入場無料。上映は午後6時半から。問い合わせは横浜総合探偵社電話0120(045)001。

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