公園の危険遊具 全て使用禁止に 佐世保市

 佐世保市が管理する都市公園の遊具185基が点検で「危険な状態」と判定されながらそのまま使われていた問題で、佐世保市は20日、該当する全ての遊具を使用禁止にしたと明らかにした。
 市議会都市整備委員会で報告した。
 佐世保市は1月までに国の指針に基づき304公園の遊具1280基を点検。うち353基で頭や体を挟み込む可能性があるなど「生命に関わる危険があるか、重度の障害あるいは恒久的な障害をもたらす」危険性があると判定された。佐世保市は撤去や補修などを進めたが、17日時点で185基が使用できる状態となっていた。
 都市整備委で市都市整備部の池田正樹部長は「点検後すぐに使用禁止とすべきだった。(補修など)早急に対処する」と陳謝した。
 20日の市議会文教厚生委員会では、佐世保市教委が管理する体育施設の遊具の現状を報告。腐食を理由に1基を使用禁止としており、撤去する予定と説明した。

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