アストロズが正捕手確保 マルドナードと2年700万ドルで再契約

日本時間12月21日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、アストロズは自軍からフリーエージェントとなった強肩捕手、マーティン・マルドナードと2年700万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

フェインサンドによると、マルドナードのもとには複数の球団からのオファーが届いていたが、マルドナードはより高額なオファーを蹴ってアストロズとの再契約を選択したようだ。マルドナードは昨季途中と今季途中にそれぞれトレードでアストロズに加入しており、無事に再契約が成立すれば3度目のアストロズ在籍となる。

現在33歳のマルドナードは、今季の開幕をロイヤルズで迎え、7月15日(現地時間)にマイク・モンゴメリーとのトレードでカブスへ移籍。その後、7月31日(現地時間)に再びトレードされてアストロズに加入していた。メジャーでも優秀の強肩を誇る守備型捕手であり、エンゼルス時代の2017年にはゴールドグラブ賞を受賞した経験もある。

今季は3球団で合計105試合に出場して打率.213、12本塁打、27打点、OPS.671をマーク。守備面でも盗塁阻止率は.256と低調だったが、守備防御点+8を記録するなど堅守は健在だった。ゴールドグラブ賞を受賞した2017年には盗塁阻止率.387、守備防御点+22、エンゼルスとアストロズでプレイした2018年には盗塁阻止率.486、守備防御点+3をマークしている。

アストロズは今季の主戦捕手だったロビンソン・チリーノスとマルドナードがともにフリーエージェントとなり、正捕手不在の状況に陥っていた。すでにフリーエージェント市場からダスティン・ガーノウを獲得しており、マルドナードが正捕手、ガーノウが2番手捕手となり、今季デビューしたばかりのギャレット・スタッブスはAAA級スタートが濃厚だ。

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