イングランド代表に変化をもたらす?若き司令塔たちの共通点

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写真提供: Gettyimages

著者:秕タクヲ

メイソン・マウント
ジャック・グリーリッシュ
ジェームズ・マディソン

イングランド代表は彼ら司令塔の出現により大きく変わろうとしている。

イングランド代表といえば、司令塔的プレイヤーはフランク・ランパードやスティーブン・ジェラード以降出現したとは言えなかった。彼らの存在が大きく、また依存してしまう状況が続いたことも重なり、台頭する選手が現れては失敗を繰り返していた。ウェイン・ルーニーがFWからコンバートされる形で攻撃の中枢を担う事態になるほど司令塔の不作はイングランド代表にとって課題とみなされていた。

2018年W杯のアントワーヌ・グリーズマン、2014年W杯のトニ・クロース、メスト・エジルなど大舞台で優勝したチームには代表的な司令塔が存在している。クラブチームよりも圧倒的に少ない練習量で組織的な成熟を見込めない中で、チャンスメイクに長けるプレイヤーは短期的な結果を生み出しやすいからだ。

そんな司令塔の存在が国際大会の結果に反映されやすい状況下において、若手イングランド人によるプレミアリーグでの活躍が結果とともに表れ始めている。マウント、グリーリッシュ、マディソン、共に所属するチームの攻撃的なブレインとしてピッチに君臨し、彼らがイングランド代表を大きく変える可能性が出てきた。そんなイングランド代表のこれからを左右するかもしれない彼らの「一般的な司令塔像」以外の共通点をご紹介したい。


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①ハードワーク標準搭載

とにかく効率的に走れないと今のフットボールは通用しない。この定説が叫ばれる中、彼らは若いうちからハードワークを体得できているというのが大きなアドバンテージとなっている。様々なエリアに顔を出し全体をコントロール。時には自らゴールに迫るなど、創造性を若い人材がアレンジしている。


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②チャンピオンシップ経験者

プレミアリーグよりも過酷と言われているチャンピオンシップ。1シーズンで46試合を熟さなければならない荒涼とした環境の中を彼らは生き抜いたことも今の躍進を支えている。前述したハードワークが上達することはもちろん厳しい球際にも攻略する術を身につけ、相手陣内でボールを持ちながら前を向けることができている。


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③魔法の右足

魔法の右足から放たれるボールはいつも私たちの想定を超越している。彼らの売りである右足は圧倒的な自信に満ち溢れているのだ。チャンスメイク、ダイレクトプレー、ボールコントロール全てにおいて高水準のパフォーマンスを見せている。アストン・ビラ戦でのマウントのゴール、レスター戦でのグリーリッシュのゴール、サウサンプトン戦でのマディソンのFK、いずれもキーパーお手上げのフィニッシュで観客に大きなインパクトを残した。