サンズ、エドワーズ獲得の阪神、大量の助っ人どう使う? 外国人4枠の起用法を占う

阪神への加入が決まったジェリー・サンズ【写真:Getty Images】

サンズ、エドワーズの獲得で阪神の外国人は8人に

 阪神は20日、来季の新戦力として韓国プロ野球(KBO)のキウムから自由契約となっていたジェリー・サンズ外野手と契約を締結したと発表した。2018年途中にキウム(入団当時はネクセン)に加入し、今季は113打点で打点王に輝いていた。

 また、翌日21日には、今季インディアンス傘下3Aに所属していたジョン・エドワーズ投手の獲得を発表。キャリア255試合の登板がすべて中継ぎのスペシャリストであり、退団が濃厚となっているジョンソン、ドリスの後釜として期待される。

 右の大砲候補となるサンズ、セットアッパー候補としてエドワーズを獲得した阪神。今オフに獲得した外国人はジャスティン・ボーア内野手、ジョー・ガンケル投手、ロベルト・スアレス投手を含め5人となった。残留が決まっている助っ人はオネルキ・ガルシア投手、ジェフリー・マルテ内野手、呂彦青投手の3人。そこに新たに5人を加え、来季は外国人8人体制を敷くことに。

 では、果たして、この外国人たちをどう起用するのか。独自に占ってみよう。

○野手2投手2パターン
 阪神の来季は外国人投手5人、野手3人の布陣となる見込み。野手でいえば、ボーアは一塁手、マルテは三塁手、サンズは外野手だ。阪神には一塁と三塁をこなす大山がおり、外野には福留、糸井、新人王の近本、高山らがいる。チームバランスを考えれば、投手野手2人ずつがバランスがいいか。

 投手ではガンケルが先発、エドワーズはリリーフ、スアレスとガルシアは先発、中継ぎ双方で起用できる。今季40ホールドをあげたジョンソンが抜けることを考えれば、セットアッパーのエドワーズは外せないか。ガンケル、スアレス、ガルシアの3人を登録、抹消を繰り返して起用する方法になるか。

○野手3投手1パターン
 阪神の最大の課題とされているのは、やはり打線である。それを解消するために、超攻撃的に外国人野手3人を同時に起用する策はどうか。一塁にボーア、三塁にマルテを置き、左翼にサンズを起用。近本を中堅、糸井を右翼に置き、状況に応じてベテランの福留や大山を代打やスタメンとして起用していくことになる。

 ただ、これだと投手は1枠しか使えない。ガルシア、スアレス、ガンケル、エドワーズ、呂の中で1人だけを1軍で起用するとなると、ややもったいないか。

○野手1投手3パターン
 阪神の最大の武器である投手力を全面に押し出す「投手3人野手1人」ではどうだろう。セットアッパー候補のエドワーズは固定、先発中継ぎ双方でスアレス、ガルシア、ガンケルを状況に応じて起用する。

 こうなると野手は1枠。ボーア、マルテ、サンズの中で起用できるのは1人になる。新外国人の日本野球への適応や、チーム事情によって1軍に置く助っ人砲を変えていくことになるか。(Full-Count編集部)

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