知らないと損をする英会話術(1):海外で避けたい褒め言葉

海外旅行や滞在先でよかれと思って外国人に言ったことが実は相手に不愉快な思いをさせてしまっていたら?今回は、日本ではだれもが言われたい当たり前の誉め言葉なのに海外では避けたほうがよいフレーズと、実際に褒められたときの気持ちのよい返事の仕方を、在英TABIZINEライターがご紹介します。

Your face is very small! (小顔だね!)

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海外に行くと、手足がすらりと長く小顔で目が大きいなど、日本人離れした外国人の外見にうっとりしてしまうこともあるでしょう。思わず「小顔だね!」「目が大きいね!」とほめてあげたくなるかと思います。実はこれらの体の特徴はイギリス(や多くの欧米諸国)では誉め言葉としてはまったく通用しません!たいていの場合「え?なんでそんなこと言うの?それはどういう意味?」とぽかんとされることが多く、さらには外見を侮辱されていると気分を害されることさえあり得ます。小顔であること、目が大きいことがみんなのあこがれであるという常識が海外では通用しないことをおぼえておきましょう。

ショートヘアにした友達にYou look boyish!(ボーイッシュだね!)

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髪を短くした女性の友達にボーイッシュだね!と言うのも、実はリスキーな誉め言葉です。ボーイッシュ自体は誉め言葉で男性にも女性にも使えますが、女性で「ボーイッシュ」と言われて複雑な気持ちになる人も多くいます。海外では性別に関する話題はとてもデリケートなので知り合って間もない人やちょっと世間話をする程度の場合は避けたほうが無難でしょう。

ロマンチックな場面で目や髪の毛をほめるのはOK!

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それでも親しい間柄でどうしても外見の魅力を伝えたい場合は、目の色や髪の毛に関してほめるのはOK。ただし「茶色の目が吸い込まれそうに魅力的」「真っ黒の髪の毛があなたの顔にとってもあっている」のようにどうしてあなたにとって魅力的に感じるのかをいっしょに言う必要があります。相手から目が離せない、というような印象を与えるのでロマンチックなシーンで有効かもしれません。

外見ならアクセサリーや洋服を褒めるのがベター。褒められたらありがとうの一言を!

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外見の物理的な特徴を誉める習慣があまりない欧米諸国では、相手の見た目を誉めたいときはアクセサリーや洋服、鞄など身に着けているものを褒めるのがベター。「そのイヤリング、似合ってるね。」「そのセーター、すごく暖かそう!」など着ているものやアクセサリーを気が付いたら気軽に誉めあいます。また、実際に自分が褒められたら日本ではつい「そんなことないよ!安物だよ。」などと否定してしまいがちですが「Do you think so? Thank you!」(そう思う?ありがとう!)と気持ちよくお礼を言いましょう。ここで「最近、〇〇で買ったんだ!」「○○の服が好きなの!」と話しを広げると会話もスムーズに進みます。海外で避けたい誉め言葉を覚えておくと滞在先で知り合った外国人との会話を楽しむヒントになるかもしれませんね。

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