阿部&中村が400本塁打、西武山川は日本人最速321試合目で100号【19年達成記録】

様々な打撃記録を作り続けた西武・中村剛也【写真:荒川祐史】

阿部は巨人生え抜きでON砲に次ぐ3人目の400本塁打

 NPBでは今季も多くのマイルストーン(節目の記録)が達成された。本塁打、塁打、打点の記録を各部門別に見ていこう。

○400本塁打
阿部慎之助(巨)2019.6.1 中日戦(東京ドーム) 6回/田島慎二/19人目
中村剛也(西)2019.7.19 オリックス戦(メットライフ) 11回/増井浩俊/20人目

 400本塁打は大打者の勲章といってもいい大記録。阿部は今季で引退したが、中村には史上14人目の450本塁打、9人目の500本塁打への期待がかかる。阿部は巨人生え抜きではONに次ぐ3人目の400本塁打。中村は既にライオンズでは歴代最多本塁打になっている。

○250本塁打
松田宣浩(ソ)2019.5.3 楽天戦(ヤフオクドーム) 1回/釜田佳直/63人目
 松田宣は14年目での250本塁打達成となった。

○200本塁打
坂本勇人(巨)2019.5.29 阪神戦(甲子園) 3回/青柳晃洋/104人目
筒香嘉智(De)2019.8.17 広島戦(横浜) 2回/モンティージャ/105人目
山田哲人(ヤ)2019.9.4 広島戦(神宮) 9回/フランスア/106人目

 坂本勇は巨人生え抜きで史上7人目の200本塁打。筒香は10年目での達成、山田哲は9年目での達成となった。

○150本塁打
丸佳浩(巨)2019.4.5 DeNA戦(横浜) 1回/今永昇太/171人目
浅村栄斗(楽)2019.4.17 西武戦(楽天生命パーク) 5回/本田圭佑/172人目
レアード(ロ)2019.6.14 中日戦(ZOZOマリン) 7回/柳裕也/173人目
デスパイネ(ソ)2019.9.4 楽天戦(ヤフオクドーム) 8回/安樂智大/174人目

 丸、浅村、レアードはいずれも移籍1年目での150本塁打。

ウィーラーは楽天の外国人で初の100本塁打をマーク

○100本塁打
秋山翔吾(西)2019.5.2 日本ハム戦(メットライフ) 7回/西村天裕/289人目
鈴木誠也(広)2019.5.5 巨人戦(マツダ) 1回/山口俊/290人目
山川穂高(西)2019.5.12 日本ハム戦(札幌ドーム) 3回/バーベイト/291人目
青木宣親(ヤ)2019.5.17 DeNA戦(神宮) 4回/今永昇太/292人目
ウィーラー(楽)2019.6.18 阪神戦(倉敷) 4回/メッセンジャー/293人目
平田良介(中)2019.7.20 DeNA戦(横浜) 4回/石田健大/294人目
栗山巧(西)2019.8.11 ロッテ戦(ZOZOマリン) 8回/松永昂大/295人目
梶谷隆幸(De)2019.9.19 広島戦(横浜) 6回/九里亜蓮/296人目

 山川は321試合での達成。これは2005年のタイロン・ウッズ(中)に並び史上6位タイ、日本人選手では1987年秋山幸二(西)の351試合を抜く最速記録。ウィーラーは楽天の外国人としては初の100本塁打。

○3000塁打
内川聖一(ソ)2019.4.21 西武戦(メットライフ) 6回/佐野泰雄/58人目
中村剛也(西)2019.9.4 オリックス戦(ほっと神戸) 8回/小林慶祐/59人目

 中村は既にライオンズ史上最多塁打になっている。

○1000打点
福留孝介(神)2019.4.6 広島戦(マツダ) 8回/中田廉/46人目

 MLB挑戦でブランクがある選手で1000打点達成は中村紀洋、井口資仁に続いて3人目の大台達成。これも大記録だ。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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