ベイブリッジをくぐれなくなるクルーズ客船、横浜・大さん橋に”最後”の着岸へ 「ダイヤモンド・プリンセス」

「ダイヤモンド・プリンセス」

 英国籍のクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)が来年1月以降、横浜港に寄港する際は横浜ベイブリッジの下を通れなくなることが分かった。1月20日に予定している横浜寄港から大黒ふ頭客船ターミナル(横浜市鶴見区)に着岸する。

 横浜市港湾局によると、全ての船舶を対象にした環境規制が1月1日から強化されることから同船を改修するため、排ガス規制に対応する装置を取り付けると船体が高くなり、ベイブリッジをくぐれなくなる。

 横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)への着岸は12月23日が最後となる。午前6時半に着岸、午後5時に出港する予定。大さん橋の屋上では同4時45分から、横浜を代表するマーチングバンド「ヨコハマロビンズ」による歓送演奏が行われ、安全な航海とともに再会への願いを込めて黄色いケミカルライトを振るイベントを展開する。

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